分詞(現在分詞・過去分詞)と分詞構文や付帯状況を解説【大学受験の英文法】

準動詞

みなさん、こんにちは。今回は、「準動詞」と呼ばれる「不定詞」「動名詞」「分詞」のうちの「分詞」を学びます。

 

分詞ってそもそもなんだろう…、分詞構文ってなんだか難しそう…、いまいち捉えにくい…、などと敬遠されがちですが、現在分詞・過去分詞の役割や分詞構文のつくりかたのコツを学んでいきましょう。

 

分詞とは一言で形容詞の一種です。

 

分詞構文とは文を短縮してグッと引き締まった文にするために接続詞で始まるところを分詞で始まる句であらわした文、というだけなのです。

 

分詞構文には様々な訳し方がありますが、付帯状況(主節の動詞の動作と並行して関連のある動作)「~しながら」と訳されるものもしっかり学びます。また、分詞構文出身の慣用句にも注目します。

 

今回の記事を読んだらわかること・分詞(現在分詞・過去分詞)の用法がわかる

・分詞構文の用法がわかる

・分詞構文の付帯状況がわかる

・分詞構文出身の慣用句がわかる

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分詞(現在分詞・過去分詞)の用法

 

分詞って言われても、その名前からはなんだか何をあらわしているのか想像しにくいですね。実は分詞は、名詞を修飾する形容詞の働きをしています。つまり動詞が名詞の役割をしている動名詞であるので、本来の意味は分詞=形容詞です。分詞という名前に惑わされず理解してしまいましょう。

 

そして、分詞は大きく2つに分けられます。

  • ~している (能動) 動詞+ing = 現在分詞
  • ~されている(受動) 動詞の過去分詞形 = 過去分詞

 

形は

・主語が能動なら現在分詞(動詞+ing) 意味は ~している

・主語が受動なら過去分詞(動詞の過去分詞形)意味は ~されている

用法1 形容詞としての用法(現在分詞:能動)

Look at the running boys.(走っている男の子たちをみてごらん。)
現在分詞のrunningがboysの名詞を修飾して説明をつけたしています。

 

1語で修飾する時は名詞の前になります。もっと説明が増えたらどうなるのでしょう。

 

Look at the boys running in the park.(公園で走っている男の子たちをみてごらん。)
runningという分詞にin the parkという修飾語がつき、長いかたまりの2語以上になる場合は後ろから名詞を修飾します。

用法2 形容詞としての用法(過去分詞:受動)

He sell imported bags.(彼は輸入されたバッグを売っている。)
バッグは輸入された(受動)ので過去分詞を用います。これも1語であれば名詞の前におきます。

 

He sell bags imported from France.(彼はフランスから輸入されたバッグを売っている。)
importedという分詞にfrom Franceという2語以上の修飾語がついたので先ほどと同じで
後ろにきましたね

 

名詞の頭に乗せられるのは軽いものくらいで、あんまり重たいと頭でっかちで変になるから沢山説明をくっつけたい時は後ろに持っていってスッキリ!というイメージでしょうか。

用法3 感情を示す動詞の分詞

英語では感情を示す動詞で+ingの現在分詞であれば、「目的語を動詞+ingの気持ちにさせる」となります。

 

また、感情を示す動詞+edの過去分詞であれば、「動詞+edの気持ちにさせられる」→「気持ちになる」となります。さっそく例文を見てみましょう。

 

Ken is exciting. (ケンは(周りの人を)ワクワクさせる人です。)
ケンが周りの人にとって魅力的という意味

 

Ken is excited.  (ケンはワクワクさせられた。→ケンはワクワクしている。)
ケンがワクワク興奮しているという意味

感情を示す分詞をいくつか紹介・exciting / excited (興奮させる / 興奮した)
・interesting / interested (興味深い / 興味を持った)
・disappointing /  disappointed(失望させる / 失望した)
・confusing / confused (混乱させる / 混乱した)
・amusing /  amused(おもしろい / おもしろがっている)
・boring / bored (退屈させる / 退屈した)

なぜ、このような形になるのか理由を説明します。

 

単に覚えておきたい人や時間のない人はここは読まなくてもいいです。で、結論をいうと、感情を表す動詞はそもそも目的語をその感情にさせるという他動詞というのが理由です。

 

感情を表す動詞は、外的要因によってその感情がその人に引き起こるという形をとります。

 

例えば、日本語では「私はこの映画に感動した」という文は自然な文ですが、感動は映画という外部要因によって私の中に生じるものです。

 

そこで、英語は、感情を引き起こす主体を主語にして、感情を起こした人を目的語に持ってくるのです。「This movie moved me (この映画は私を感動させた)」という形になります。

 

そこで、分詞を考えてみましょう。感情を持つ人は英語では目的語になりましたよね。先程の例でいうとmeです。

 

分詞は名詞にかかる形容詞なので、meという目的語にかかりたければ受動態の形になります。(目的語を主語に持ってくる技法が受動態ですね。詳しくは「英語の受動態(基本編)【大学受験の英文法】」を見てください。

 

そこで、私は感動したといいたければ、I was movedとなります。一方、私などを感動させる映画(movie)にかかりたければ、他動詞をそのまま進行形にしてあげれば「(私を感動させている)映画」という形で現在分詞を使用することになります。

 

上の例文でいうと、Ken excites everyone.(ケンはみんなを楽しませる)という文を現在分詞を使うと、Ken is exciting.という形になりますし、Something excites Ken.(何かがケンを楽しませた)という文でケンが楽しんだという形ならKen is excited.という形になります。

 

感情を表す動詞は主語に感情を引き起こさせる物体、目的語に感情を発生する主体(人)がくるので、感情を発する主体(人)を主語にするときは受け身、感情を引き起こさせるものが主体の場合は進行形になるのです

分詞構文とは

分詞構文って何の為にあるの?なんて声が聞こえてきそうですが、分詞構文をひと言であらわすならば、2つの文章をつないだ構文といえます。副詞構文は副詞のはたらきをしていて、分詞構文とは=動副詞です。

 

副詞は、名詞以外を修飾するはたらきをしています。一般的には書き言葉の表現であることが多いです。長文などにはよく出てくるのでしっかり理解していきましょう。

 

それでは、さっそく分詞構文のつくり方3ステップを学びます。

分詞構文のつくりかた

When she saw a police officer, she ran away. (警察官を見て彼女は逃げた。)
この例文で分詞構文をつくりましょう。

 

①接続詞を消す
When she saw a police officer, she ran away.

(分詞構文の主語と主節の主語が同じならば)分詞構文の主語を消す。※違っていたら残します
she saw a police officer, she ran away.

③動詞を分詞に変える。この時、能動なら「動詞+ingの現在分詞」、受動なら「動詞の過去分詞」を使う
Seeing a police officer, she ran away.

 

もうひとつ、過去分詞の分詞構文もみてみましょう。このとき、being 過去分詞のときは、beingを省略します。

 

(Being) Written in easy English, this book is suitable for children.
(簡単な英語で書かれているので、この本は子どもたちに適しています。)

 

S先生
S先生

現在分詞・過去分詞のどちらを使うかは、文脈の意味と主節の主語に着目して能動か受動かをとらえる事が大切ね。

分詞構文の付帯状況

分詞構文の付帯状況について説明します。その前に、分詞構文が2つの文をつないでいることは分かってもらえたと思いますが、文をつなぐ意味としていくつかあるので見てみましょう。

 

分詞構文が主節の前にあるか、真ん中にあるか、後ろにあるかであらわす意味が違ってきます。

分詞構文が主節の前にあるとき

Playing tennis, she hurt her arm. (テニスをしている時に、彼女は腕にけがをした。)
分詞構文が~している時に、~する時にという意味をあらわします。

Feeling sick, Tom went to see a doctor.(気分が悪かったので、トムは医者に診てもらった。)~ので、~だからという原因をあらわします

分詞構文が主節の真ん中にあるとき

The train leaves Tokyo at seven, arriving in Osaka at ten.(その電車は7時に東京を出発し、(それから)10時に大阪に着く。)

連続的な動作や出来事をあらわします。分詞構文の前にカンマが置かれる事が多いです。

後ろにあるとき

She went out of the room, leaving me alone.(彼女はわたし一人を残して部屋を出た。)
主節S V,(カンマ)の後に分詞構文がくる場合、分詞構文が~しながら、~の状態でをあらわしていて同時に2つの動作が行われています。

ここではwent outとleavingが同時進行で、この分詞構文の状態を付帯状況と呼びます。
付帯状況は分詞構文の中で最もよく使われ、話し言葉でも登場します。

分詞構文の訳し方のコツ

・主節と分詞構文の位置から訳し方を考える。

・主節より前、真ん中であれば、文脈から「~して、主節S Vだ」「~で、主節S Vだ」と訳す。

・主節より後ろであれば、付帯状況なので「~しながら、主節S Vだ」と訳す。

分詞構文の慣用表現

分詞構文出身の慣用表現は試験に頻出なのでこの機会に覚えてしまいましょう。ちなみに熟語として独立した分詞構文を独立分詞構文といいます。

taking~ into consideration~を考慮に入れると
considering~~を考えると
judging from~~から判断すると
frankly speaking率直に言えば
generally speaking一般的に言えば
strictly speaking厳密に言えば
weather permitting天気が許せば

 

英文法 分詞 まとめ

分詞は名詞を修飾する形容詞のはたらきをし、現在分詞・過去分詞の形があり、能動と受動で使い分けます。

 

分詞構文は名詞以外を修飾する副詞のはたらきをして、つくり方や訳し方にコツがありました。2つの文章をつなげるために、接続詞を消し、2文の主語も同じならば消し、分詞構文にする節の動詞を主節の主語の文脈によって能動、受動かを考えて現在分詞、過去分詞に変えました。分詞構文は文章の位置によって訳し方もことなっていました。主節の後ろに来る場合は付帯状況をあらわします。

・分詞=形容詞のはたらき(名詞を修飾)
・分詞構文=副詞のはたらき(名詞以外を修飾)
・現在分詞・過去分詞のどちらを使うかは主語の文脈をとらえて使い分ける

以上お疲れさまでした。

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