熟語!独立不定詞とは?(分詞構文との違いやbe to不定詞まで)【英文法】

準動詞

みなさん、こんにちは。今回は英文法の「独立不定詞」について学んでいきましょう。

 

田中くん
田中くん

独立不定詞?なんか聞いたことがないけど何?

独立不定詞と言うと難しそうに聞こえますが、独立不定詞とは副詞句を形成する不定詞を使った慣用表現のことを指します。簡単にいうと、”To be flank with you(率直に言うと)”のように一定のフレーズで文全体から独立したフレーズです。

 

受験で頻出の独立不定詞の慣用表現は14個ほどで覚えてしまえば攻略はほとんどできたも同然です。「14個も覚えるの無理!」と思われるかも知れないので独立不定詞の覚え方についても記載していきます。

 

また、独立不定詞の関連する分野として分詞構文との違いや「be動詞 + to不定詞」についても説明していきます。この表現は助動詞と同じような意味をあらわすことができます。独立不定詞の例文を見ながら一緒に勉強していきましょう。

 

今回の記事を読んだらわかること・独立不定詞の使い方がわかる

・独立不定詞の慣用表現がわかる

・独立不定詞と分詞構文の違いがわかる

・be動詞+to不定詞の用法がわかる

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独立不定詞とは

独立不定詞とは、「徹底例解 ロイヤル英文法」によると、「文中のほかの部分から独立して、文全体を修飾する不定詞」などと定義されています。かんたんに言うと「挿入や前置きとして使われる文を飾るための熟語、成句(イディオム)」みたいなものです!

 

独立不定詞は文の最初にあることがほとんどですが、文の中や文の最後にも置くことができます。

14個ほど慣用表現があるので、できるだけ覚えてしまいましょう。

 to tell (you) the truth実を言うと
 to make matters worseさらに悪いことには
 to begin(start) with youまず第一に
 to be frank with you率直に言うと
 to be honest (with you)正直に言って
 needless to say 言うまでもなく
 not to say AAとは言えないまでも
 not to mention AAは言うまでもなく
 to say the least 控えめに言っても
 to be brief 簡潔に言うと
 to be sure確かに
 so to speak いわば
 strange to say奇妙なことに
 to do A justice Aを公平に評価すれば

 

独立不定詞を使用した例文

それでは慣用表現を使った例文を見ながら確認していきましょう。「,(カンマ)」までの慣用表現は文章のサブ的な役割なので副詞句、本来伝えたいメインとなる文章を主節といいます。



(実を言うと、私はあまり料理が得意ではない。)

 To begin(start) with, I’m Japanese.
(第一に、私は日本人だ。)

Needless to say, he will win this game.
(言うまでもなく、彼がこの試合に勝つだろう。)


独立不定詞を文のはじめに用いることで「 ,(カンマ)」以下の主節(メインの文)を副詞的に修飾しています。

独立不定詞は、次のように文中に置かれる場合もあります。


She is, so to speak, a bookworm.
彼女は、言わば本の虫だ。

Ken speaks French, not to mention English.
ケンは英語は言うまでもなく、フランス語も話す。


また、文の最後に置くことも可能です。


My mother was angry, to say the least.
控えめに言っても、私の母は怒っていた。


独立不定詞の覚え方と例文

「慣用表現が14個もあるし、単語のひとつひとつを覚えなきゃいけないなんて無理!」

確かに丸暗記するのは難しいかもしれません。並べ替えで出題されたら焦ってしまいそうですね。でも落ち着いて慣用表現をみてみましょう。

so to speak

strange to say

Needless to say

いくら熟語のようなものと言えど不定詞は不定詞です。toの後には必ず動詞の原形がきます。「その動詞のあとにどんな単語が置いてあるか」や「strange、so、needlessの位置に注意する」など自分なりに覚える部分をつくって効率よく暗記していくとよいでしょう。

意味と照らし合わせて語順に注目しながらしっかり地道におぼえていきましょう。

独立不定詞と分詞構文

ここまで独立不定詞を学んできました。実は独立不定詞以外にも主節と独立したはたらきをするものがあります。分詞構文です。

 

分詞構文や分詞がいまいちよくわからない方やもう一度復習したいという方は 英文法の分詞(現在分詞・過去分詞、分詞構文や付帯状況)が15分で理解できる【大学受験の英文法】をみて確認してください。

では独立不定詞と分詞構文の違いは何でしょうか。まずこの分詞構文の文をみてください。



バスケットボールをしているときに、彼女は背中にケガをした。


これは分詞構文です。分詞構文での意味上の主語は「彼女」、黒色の主節の主語も「彼女」であり、2つの文の主語が一致しています。一方、独立不定詞の文をみてください。



正直に言うと、彼女はわがままだ。


正直に言っているのは「私」なので、副詞句の意味上の主語は「」。黒色の主節の主語はbe動詞の前にある「彼女」になります。このように独立不定詞の副詞句と主節の主語は一致しないことがあります。

 

ただし、いつも一致しないというわけでなく次の例文のように



正直に言うと、私は彼女のことが好きではない。


独立不定詞でも、副詞句の意味上の主語と主節の主語が一緒になる場合もありますので、独立不定詞の副詞句と主節の主語が必ずしも別になるわけではありません。

 

ちなみに副詞句の主語と主節の主語が一致しない分詞構文もあり、その分詞構文のことを独立分詞構文といいます。独立分詞構文の慣用表現についても、英文法の分詞(現在分詞・過去分詞、分詞構文や付帯状況)が15分で理解できる【大学受験の英文法】をチェックしてみてくださいね。独立分詞構文と独立不定詞は形が異なりますが慣用表現の意味が似ています。

 

たとえば to be frank with youfrankly speaking 

to be frank with youは、いま学んだ独立不定詞の慣用表現で、「率直に言うと」という意味があります。

 

frankly speaking は独立分詞構文の慣用表現で「率直に言えば」という意味があります。どちらも意味は似ていますが、形が違います。慣用表現を覚えてしまえば書き換えもできるようになりますよ。

be動詞 + to不定詞とは

ここでは「be動詞 to不定詞」について勉強していきましょう。

be動詞 + to不定詞はやや堅い表現で助動詞のような役割をします。be動詞 + to不定詞の意味は5つあります。例文と合わせて確認していきましょう。


1.予定「〜することになっている
公的な予定やはっきりと決まっている計画について使われる。
The stuff meeting is to start on Wednesday.(職員会議は水曜日に始まることになっている。)

 

2.意図•目的(もし)〜するつもり(ならば)、〜するためには
条件をあらわすif節の中で用いる。

If you are to catch that flight, you should run to the airport.(もしその飛行機に乗るつもりならば、あなたは空港まで走るべきです。)

 

3.可能〜できる
主に否定文で用いられ、be to be done(受動態)の形になることが多い。

Nobody was to be seen on the street.誰もその通りにはいなかった。(見ることができなかった

 

4.義務•命令•禁止〜すべきである、〜しなければならない
shouldよりもニュアンスの強い命令。公的な義務をあらわす場合にも使う。

You are to show your driver’s license to us.(あなたは運転免許証を私たちに見せなければならない。)

 

5.運命〜する運命にある
neverとともに過去形で用いられることが多い。

She was never to see her sister again.(彼女は二度と妹とは会わない運命にあった。)


ここで要注意なのが、be動詞+to不定詞は不定詞が補語となる名詞的用法と混同されがちなところです。
この文の場合はbe動詞+to不定詞の表現が使われているわけではありません。
上の5つの意味に当てはまらない、不定詞を含む語句が補語である場合は、
名詞的用法ですので形だけで判断せずに意味を考えながら訳してみましょう。
5つの意味で学んだように、可能や義務、命令などbe動詞+to不定詞は本当に助動詞のような意味を持っていることがわかります。
「じゃあ助動詞を使えばいいのに」と思うかもしれません。 英語は多彩な表現を好みます。英作文で助動詞をたくさん使いまわしている方はbe動詞+to不定詞をつかってみてはいかがでしょうか。

独立不定詞 まとめ

いかがだったでしょうか。独立不定詞とは、独立した不定詞がメインの文となる主節を修飾する用法のことをいい、14個ほどの頻出の慣用表現がありました。

 

そして独立不定詞は通常の分詞構文と異なり、サブの文となる副詞句とメインの文となる主節の主語が一致しないことがある、ということでした。
その例外が独立分詞構文です。

 

またbe動詞+to不定詞は助動詞のはたらきをして文章をやや堅く表現することができるものでした。意味も使い方もかぎられていますので復習を繰り返しおこなっていきましょう。

 

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