【世界史B】受験に役立つヨーロッパの歴史(ルネサンス)【近代編その1】

ヨーロッパの歴史【近代編】

こんにちは。「受験生に役立つヨーロッパの歴史」シリーズももう16回目です。項目読んでいてかなり長くなりすぎたため新たに題名を「受験に役立つヨーロッパの歴史【近代編】」をスタートさせます。

 

前回は「受験生に役立つヨーロッパの歴史その15(百年戦争とバラ戦争の原因など)【世界史B】」でヨーロッパの百年戦争及びバラ戦争について話しました。前回までの記事を確認したい人はこちら

 

今回のシリーズ第16回はルネサンスについてまとめます。これは、ヨーロッパが近代に突入するきっかけとなっております。ところで、

 

[fuki-r]ルネサンスって入試に出題されるの?て思っていません?[/fuki-r]

 

ルネサンスについては2019年では早稲田の文化構想第8問や関西大学経済第2問で問われています。内容としては作品と作者の一対一対応で聞かれています。

 

ルネサンスが北方に広がった時期でもあり(中略)『( 2) 』の作者ラブレー、ネーデルランドではエラスムス、イギリスでは『 (3) 』の著者であるトマス=モアなどが活躍した。(2019年関西大学経済)

 

どうですか?つまり、ルネサンスの流れというよりも作品と作者を覚える方が大事となります。ただし、記述問題でルネサンスはあまりでていないということもあり狙われる可能性も十分ある範囲です。

 

今回の記事のポイント・十字軍でお金を貯めたイタリアでルネサンスが始まった

・三大発明は大航海時代に繋がった

・大事な作品群は暗記しておこう

 

ルネサンスとは

(レオナルド=ダ=ヴィンチ『人体図』wikiより)

ルネサンスとは、フランス語で「再生」を意味する言葉です。何を再生したのかというと、中世ヨーロッパ以前のギリシア文化やローマ文化を復活させたということなんです。

 

イタリアを中心におこったルネサンスについてまとめます。

 

イタリア=ルネサンスの繁栄

イタリア=ルネサンスは14世紀から15世紀にかけて繁栄しました。十字軍遠征などでパレスチナなど中東との貿易が盛んになり、ビザンツ帝国滅亡で多くの学者がイタリアに亡命してきたことがきっかけです。

 

ルネサンスでは、個人を重視するヒューマニズム(人文主義)の考え方が生まれます。また、貿易でお金持ちになった商人たちが文芸を保護することで芸術家たちが成長しました。

 

イタリア=ルネサンスの衰退

(イタリア戦争:wikiより)

イタリア=ルネサンスは16世前半に衰退します。イタリア諸都市が衰退したからです。では、イタリア諸都市はなぜ衰退したのでしょうか。理由は3つあります。

 

一つ目は大航海時代になって新航路が発見されたこと。これにより、イタリアが東西貿易のメインルートから外れてしまいました。

 

二つ目は宗教改革の影響。イタリアでは反宗教改革の動きが強まります。カトリック教会の力が落ちてきてイタリア自体に元気が無くなります。

 

三つ目はイタリア内部での勢力争いです。これに、外国が介入することで1494年からイタリア戦争が始まりました。戦争は60年以上続き、イタリアはすっかり荒廃してしまいました。これにより、イタリア=ルネサンスも衰退してしまいます。

 

ただし、ルネサンス自体はイタリアが衰退した後でも広がっていき、ヨーロッパ中の近代化の引き金となっていきます。

 

ルネサンスの三大発明

wikiより)

ルネサンスの三大発明といえば、火薬・羅針盤・活版印刷。火薬は鉄砲や大砲の技術向上に、羅針盤は航海術のレベルアップに役立ちます。

 

また、グーテンベルクは金属活字を使い活版印刷技術が発展し、本の製作技術が高まりました。これにより本の大量生産を可能にしました。

 

また、活版印刷の普及により出版費用を安くなります。従来、本一冊で家が買える程だったそうです。そこで、これにより、今まで本を手にすることができなかった一般庶民まで本を買うことができるようになります。情報伝達という側面では、我々の時代でいうネットによる衝撃と同程度の衝撃だったよう思えます。

 

聖書の印刷も盛んにおこなわれ、自分で聖書を読むことができるようになりました。詳しくは受験に役立つヨーロッパの歴史(宗教改革)【近代編その3】でお話します。

ルネサンスで生み出されたもの

ルネサンスで生み出されたものをまとめると、次の表のようになります。できれば、なんども見直すなどして全部覚えておきましょう。

 

関大の問題も解けますよね。ラブレーが書いたのは『ガルガンチュア物語』、トマス=モアが書いたのは『ユートピア』ですね。両者ともしっかりと覚えておきましょう。

 

特に覚えておきたいルネサンスのおすすめ文学作品群

正直、上の表のリストは全部覚えておいて欲しいのが本音です。ただ、emita的におすすめの文学作品をあげてみました。

 

1位)セルバンテス『ドン・キホーテ 全6冊 (岩波文庫)』 騎士道物語の読み過ぎで現実と物語の区別がつかなくなったアロンソ・キハーノが、自らを騎士と任じ、「ドン・キホーテ」と名乗って冒険の旅に出かける物語。激安の〜とは違います(汗。

 

2位)モンテーニュ『随想録(エセー)』これはモンテーニュの随筆・エッセーという内容で、色々な名言が飛び交います。私の好きな言葉として「われわれは、賢明になるためには、まず馬鹿にならなければならない。己れを導くためには、まず盲目にならなければならない。」とのことです。バカがつくほど勉強しましょう!

 

3位)ボッカチオ『デカメロン』:ペストから逃れた10人の男女が一人10話で10日間話をするという物語です。なんかアラビアンナイトみたいな感じですね。別名『十日物語』と言われています。

 

4位)ダンテ『神曲【完全版】』:ダンテがベアトリーチェを追って地獄、煉獄、天国に行く話。ラテン語でなく一方言であるトスカーナ語で書かれたことでも有名。

 

5位)チョーサー『完訳 カンタベリー物語 上・中・下3巻セット(岩波文庫)』:カンタベリー大聖堂に巡礼に行く若者が宿の中で退屈しのぎに知っている物語を順に話ていくというもの。枠組みとしてはデカメロンに似ています。

 

美術関係ではレオナルド=ダ=ヴィンチとミケランジェロは常識というか当たり前ですね。ちなみに2019年早稲田文化構想ではミケランジェロのアダムの創造が描かれた場所の「システィナ大聖堂」が問われています。(ちなみに、この大聖堂はミケランジェロの「最後の審判が有名ですね)

 

ちなみに、ブルネレスキの製作したサンタマリア大聖堂にはミケランジェロの「ピエタ」像があることも注意ですね。

 

 

どうでしょうか?今回は、ルネサンスは以上で終わりです。特にリストをしっかりと覚えておきましょう。

 

次回は大航海時代「【世界史B】受験に役立つヨーロッパの歴史(大航海時代)【近代編その2】」です。

 

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