関係副詞の基本を解説!受験に頻出の問題形式も解説!【英文法】

みなさん、こんにちは。今回は【関係副詞】について解説していきます。

 

関係副詞のテーマは入試では文法問題でカッコにどの関係副詞を入れるか関係代名詞と混同させる問題が頻出されます。また、英作文でもよく出されるテーマなので大学受験で勉強する上で必須のテーマと言えます。

 

関係副詞を受験に出るテーマを中心にまとめましたの是非とも一読ください。

 

S先生
S先生
今回は関係副詞だけど、前回の関係代名詞は覚えてる?

 

Bさん
Bさん
覚えてます!2つの文を一つにする方法ですよね。一つの文が形容詞になるんですよね。

 

S先生
S先生
その通りよ。今回の関係副詞も文中の役割は似ているけど、関係代名詞との共通点、また相違点もあるからしっかり覚えてもらいます。
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そもそも関係副詞とは?

関係副詞とは一言でいうと、【前置詞+関係代名詞】ということになります。このままではよくわからないと思いますので、例文を出してみます。

 

  • 私の姉は病院で働いている
  • その病院は私の町で一番大きい

 

この文を英訳してみると…

 

  • My sister works in the hospital.
  • The hospital is the largest in my town.

 

そして、関係代名詞にすると、

 

・The hospital in which my sister works is the largest in my town.・・・①

 

となります。しかし、この文は、

 

The hospital where my sister works is the largest in my town.・・・②

 

にもなります。この②のwhereを関係副詞と言い、where以下の文を関係副詞節と言います。

 

Bさん
Bさん
どういうことでしょう?


 

S先生
S先生
そうね、最初から解説するわね。この文での先行詞はなに?


 

Bさん
Bさん
ええと、The hospitalです。

 

S先生
S先生
そうね。それでは①The hospital in which my sister works is the largest in my town.をみて。この文では前置詞はinで関係代名詞はwhich になるわね。

 

S先生
S先生
そして、先ほど関係副詞は【前置詞+関係代名詞】とあったよね。だから前置詞in+関係代名詞whichは、関係副詞whereに置き換えられるのよ


 

詳しくは「前置詞+関係代名詞と関係副詞の関係について解説!演習問題で理解を深める【英文法】」でも解説していますので、こちらも合わせて読んでください。

前置詞+関係代名詞と関係副詞の関係について解説!演習問題で理解を深める【英文法】
今回は英文法の「前置詞+関係代名詞と関係副詞」について学びましょう。 関係代名詞は分かっていても前置詞と関係代名詞がセットになると難しく感じますが、関係代名詞の基本と関係副詞の基本も振り返り、関係代名詞のみの場合とどの点がちがうのか、例文を...

 

以上のように、関係副詞は前置詞+関係代名詞を言い換えることができます。関係副詞は以下のような形でまとめられます。しっかりと表を覚えておきましょう。

先行詞関係副詞前置詞+関係代名詞
場所(place, station 等)whereat, in, on, to+which
時(time, day 等)when
理由(the reason)whyfor which
方法(the way)howin which

それでは、関係代名詞と関係副詞の違いを説明していきます。

関係代名詞と関係副詞の違い

関係代名詞と関係副詞の違いについて解説します。定義としては以下の通りです。

 

  • 関係代名詞:その文の後に続く節の中で主語(主格)や目的語(目的格)の働きをする。
  • 関係副詞:その文の後に続く節の中で副詞として働く。

 

 

Bさん
Bさん
定義を言われても。。。よく分かりません。


 

S先生
S先生
先ほどの②の例文をみてみましょう。The hospital where my sister works is the largest in my town.のwhereは、My sister works in the hospital(副詞).の代わりに副詞として働いているのよ。


つまり関係副詞の部分は文の中で副詞としての役割をになっていると考えればいいでしょう。

関係副詞の種類

では、次に関係副詞の種類について説明します。

 

関係副詞も関係代名詞と同様、先行詞によって使い分けされます。それでは、例文を使って見ていきましょう。

 

・私が滞在したホテルはとても快適だった。

 

この文を英訳すると、”The hotel where I stayed was very comfortable.”となります。

関係副詞を使った例文

それでは例文を見ていきましょう。忘れるといけないので関係副詞の表を持ってきました。しっかりと理解して覚えるようにしましょう。特に、関係代名詞と異なり、先行詞のバージョンが4つもあるのでしっかりと理解して暗記しましょう。

 

先行詞関係副詞
場所(place, station 等)where
時(time, day 等)when
理由(the reason)why
方法(the way)how

 先行詞が場所の場合

まずは、先行詞が場所を表す場合です。実際の例は以下の通り。

 

The hotel where I stayed was very comfortable.(私が滞在したホテルはとても快適だった)

 

Bさん
Bさん
わかった!先行詞のThe hotelが場所だからwhereになるのね。

 

 

S先生
S先生
そのとおり!!!


 

 先行詞が時間の時

次に先行詞が時の場合をみましょう。例文としては以下の通りです。

 

August is the month when I went on a trip abroad.(8月は私が海外旅行に行った月です。)

 

これは先行詞が8月なので時間を表す関係副詞のwhenがくる形ですね。

 先行詞が理由の時

次に先行詞が理由の場合です。

 

I don’t know the reason why she is crying.(彼女が泣いている理由を私は知りません)

 

先行詞は理由であるthe reasonなので、関係副詞whyがきます。

 

Bさん
Bさん
なんかマンネリですね。。。先行詞がきて関係副詞がきて。簡単ですよね。

 

S先生
S先生
と、思うでしょ。次の手段をみてみて。

 

 先行詞が手段の時

最後に手段・方法のhowですが、例文として以下の形になります。

 

That is how I study.(私はそうやって勉強しました)

 

Bさん
Bさん
あれ!?先行詞がない!!手段だからthe wayとかじゃないの??

 

S先生
S先生
。関係副詞は省略が可能なのよ。関係副詞か先行詞を省略することができるの。howについては特殊なのでしたの解説を読んでください。

 

関係副詞では関係副詞か先行詞を省略することができます。以下、見ていきましょう!

関係副詞の省略

 

This is the town where I live.(ここは私が住んでいる街です。)
→This is the town I live.

 

S先生
S先生
この場合は、whereがなくても先行詞the townがあって、場所ということがわかるから、whereは省略されるのよ。他の関係副詞のwhenについても同じよ。

 

I remember the day when I came here for the first time.(私は初めてここに来た日のことを覚えています。)
→I remember the day I came here for the first time.

 

Bさん
Bさん
この文もthe day で時間ということがわかるから、whenは省略されたんですね。


 

先行詞の省略

同様に先行詞も省略される場合があります。

 

This is the reason why he was in a hurry.(これが、彼が急いでいた理由です。)
→This is why he was in a hurry.

 

S先生
S先生
これはwhyが(理由)という意味を持っているため、the reasonを書かなくてもわかることから、先行詞the reasonは省略されています。


 

しかし、先ほどの関係副詞が省略される場合との違いは、もし先行詞がthe townの場合、省略されてしまうと関係副詞でwhereで場所ということはわかっても、先行詞のthe town街ということはわからなくなってしまいます。こういう場合は、省略はできないので注意です!

 

先行詞の省略では、whyのように明白に先行詞がreasonであるようにわかる場合のみ省略は可能で、whereのような先行詞を特定できない場合は省略はできません。

howの場合

S先生
S先生
そして、先ほど出てきた関係副詞howの場合、先行詞と関係副詞は一緒に使うことはできないのよ。「これは私が試合に勝った方法です。」を英訳してみて。


 

Bさん
Bさん
ええと、This is the way how I won the game.ですか。


 

S先生
S先生
違うのよ。この文は間違っているのよ。正しくはこう!

 

  • This is the way I won the game.
  • This is how I won the game.

 

 

他のwhereやwhen ,whyは関係副詞と先行詞を一緒に使うことはできますが、howだけはできないです。だから、上記howの説明で先行詞が省略されたのでした。

関係代名詞whichと関係副詞whereの使い分け

さて、いよいよ関係副詞を勉強する最後の項目になりました。

 

S先生
S先生
試験問題で先行詞が場所の場合でも常にwhereがくるとは限りません。

 

Bさん
Bさん
どういうことですか?今まで習っていたことはなんだったんですか?


とりあえず以下の文をみてください。

 

  • This is the place (   ) I stayed for 4 years.(ここは私が4年間滞在した場所です。)・・・①
  • This is the place( )I visited 4 years ago.(ここは私が4年前に訪れた場所です。)・・・②

 

S先生
S先生
この( )には何が入ると思う?

 

Bさん
Bさん
両方とも先行詞が場所だからwhereだと思います。

 

S先生
S先生
フッフ。違います。これ、今回のテーマで受験生がめちゃくちゃ間違いやすいテーマだから注意ね。

 

①の文を言いかえると、I stayed at the place for 4 years.となり、Whereはこの at the place(副詞)の代わりをしています。

 

ですが、②の文では・I visited the place 4 years ago.となります。

 

visitは他動詞なのでinやatなどはつきません。そのため the placeは名詞となるため、この場合はwhichとなります

 

S先生
S先生
なぜそうなるのかというと、stayは自動詞、visitは他動詞だからなのよ。

 

関係副詞の問題で、自動詞か他動詞かをしっかり見分けて使わないといけないです。注意していきましょう!!

まとめ

以上が関係副詞の内容です。どうでしたでしょうか?日本語ではある言葉に対し、修飾する言葉が前にきますが、英語は後にくることも多いため、難しかったかもしれません。

 

ですが、この関係代名詞と関係副詞をマスターすると、英語の表現も広がります。前回の関係代名詞と一緒にしっかり使いこなしてほしいと思います。今回もありがとうございました。

 

関係代名詞の記事「【大学受験の英文法】関係代名詞について【基本編】」はこちらです。

関係代名詞について解説!関係代名詞の基本を徹底解説【英文法】
みなさん、こんにちは。今回は英文法で【関係代名詞】について解説をしていきます。 良くわからない人は、以下でしっかりと解説しますので最後まできちんと読んでください。ちなみにyoutubeでも解説動画を上げましたので、よければこちらも参考にして...

 

 

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