前置詞+関係代名詞について徹底解説!これでもう困らない!【英文法】

みなさんこんにちは。

今回は前置詞+関係代名詞の表現を紹介していきます。

形的にはやや見慣れないものですので、複雑に思われる方も最初はいらっしゃいますが、論理的に理解をすることは簡単です。是非頑張って勉強をしていきましょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

関係代名詞の文章の作り方をおさらい

さて、本題に入っていきます。前置詞+関係代名詞を考えるうえで、最も近道かつ大事なのは「関係代名詞の文章の作り方をおさらいすること」です。これがわかれば、今後の理解が相当スムーズになりますのでついてきてください。

さて、関係代名詞の文章ですが、2つの文章を複合させているのが元来の形でした。

The bag which I bought is fine .(私が買った鞄は良い)

という典型的な文章をおさらいします。これは「The bag is fine」という文章と、「I bought the bag」という二つの文章が複合しています。関係代名詞の合体の基礎中の基礎ですね。

そして、二つの文章の中で重複している部分を、対応する関係代名詞(人なのか物なのか・主語なのか目的語なのか)に変えて、先行詞の後ろにぶち込めば完成するのでした。

今回は「the bag」が重複しており、2文目では「モノ・目的語」として使われているので関係代名詞の表で言うところの「which」を利用し、一文目の先行詞(被っている物・bag)の後ろにそのまま挿入します。

これが基本の形です。前置詞+関係代名詞は、重複部分が関係代名詞に変わるにあたって、前置詞がそのまま残っているという形なのですね。詳しくは次で確認をします。

前置詞+関係代名詞

さて本日のメインディッシュに入ります。

とは言っても先ほどの基本的な概念が理解出来ていればなんら困ることはありません。

This is the house in which I lived.(これは私の住んでいた家です。)

この「in which」がなんだかわからなくて辟易としている方も多いかと思われますが、もう一度最初の基本概念に立ち返ります。

この文章は「This is the house」という文章と、「I lived in the house」という二つの文章が複合しています。

そして今回は「the house」が重複しており、2文目では「モノ・目的語」として使われているので関係代名詞の表で言うところの「which」を利用し、一文目の先行詞(被っている物・house)の後ろにそのまま挿入します。

ここで注目をすべきは、今回は2文目の「which」に変化した「the house」の前に「in」という前置詞がついていることです。

これが今回の学びの主題ですが、結論としては、「関係代名詞に前置詞がついている場合は前置詞ごと移動しろ」が正解です。

そして1文目の先行詞(the house)の後ろに「in which」が来て、後はそのままの語順となっているのです。どうです、実にシンプルでしょう。

つまりこの「in」には場所を示しているほどの意味合いしかなく、訳す上で特に注意することなどもないのです。つまり特に無視して、普通の関係代名詞の文章のように後ろから処理していただいて結構だと言うことです。

前置詞+関係代名詞の形は別の単語に置き換えるのがベター

ではなぜ「前置詞+関係代名詞」の形をあまり見かけないか。

それは本来なら、別の単語に置き換えられることが多いからです。

長文などでも後者の方が多いですね。それが「関係副詞」という存在です。名前だけ聴いて、ややこしい印象を持っている方もいるかもしれませんが、非常に簡単です。

例えば先ほどの例文ですが、こちらも言い換えが可能です。

This is the house in which I lived.(これは私の住んでいた家です。)

この「前置詞+関係代名詞」たる部分を、関係副詞に直せばいいのです。何に変えればよいか。それは平たく言うと、それが指している概念の疑問詞に変えていただけばOKです。

今回で言うと「in which」の部分はどう考えても「場所」を指していますね。置き換えられるという訳です。

This is the house where I lived.(これは私の住んでいた家です。)

これが「前置詞+関係代名詞」そして「関係副詞」の構造の全てです。つまり「前置詞+関係代名詞」が時間を指す「at which」などなら「when」にすればよいですし、理由を指していたら「how」にすれば良いです。最初の通念を理解しているだけで、ここまで理解の進むお得な単元なのですね。

問題演習

Q.正しいものを選べ。

1. I remember the day (         ) you married.

①on which ②at which③in which ④on when

① 元来「on the day」が「married」の後ろにあって、関係代名詞化。前置詞ごと先行詞の直後にもってくる。日付の前置詞は「on」で表すので①が正解。

 

Q.正しいものを選べ。

1. I remember the day (         ) you married.

①where ②when ③how ④who

② 先ほどの問題で「on which」が正解になった。「前置詞+関係代名詞」の形になって、これは日付という「時間」を指しているので、このセットごと関係副詞に直せる。

いかがでしたでしょうか。関係代名詞の作り方の基礎と、関係副詞の変化までを覚えられれば完璧です。繰り返し読んで理解を深めていきましょう。

 

より詳しく、問題演習をしたい人は「全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)」か「Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服」をご利用ください。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 受験ブログ 大学受験(本人・親)へ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました