ややこしい倒置について解説!問題演習つき!【英文法】 

今回は英文法の中でもややマニアックで詳しく知らない人も多い、倒置の強調表現にについて学びましょう。

やや特殊な用法ですので、苦しまれる方も少なくありませんが、しっかりと理解をして他の英語学習者に差をつけていきましょう。

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そもそも倒置とは?&基本のOSV倒置

まずは倒置の概念について勉強していきましょう。倒置とはその名の通り、平叙文と文章の語順が逆転する用法です。日本語でも「倒置法」という表現技法があったりしますよね。

語順を変えることによって、先頭に持ってきた単語を強調して、目立たせようとする用法です。

例として提示すると同時に、簡単&頻出のOSV倒置について説明するとします。まずは例文を確認してください。

That cake I didn’t like.(あのケーキ、私は好きじゃなかったなあ。)

上記の文章は明らかに語順がおかしいです。

というのも、普通の文章は、SVOの語順(主語・動詞・目的語)の語順になりますので、「That cake」は最後に来るはずです。しかしながら、この文章では先頭に来ていますね。

つまり強調したいものを先頭に持ってきていて、OSVの語順になっているという訳です。このようなパターンならそこまで理解も難しくありませんが、中には他の部分の語順が変わるものもあります

そちらをしっかりと注意して覚えていきましょう。

主語・動詞も逆転!MVS倒置とCVS倒置について

先ほどは、強調したいものだけを先頭に持ってくる簡単なOSV倒置を扱いました。

しかし、倒置の中には強調したいものを先頭に持ってきた後、主語と動詞の語順も変わるものが多いです。ここからはそんなさらにややこしいMVS倒置とCVS倒置について学習をしていきましょう。まずはMVS倒置からです。

Higher&higher went the aircraft.(その飛行機はどんどん高く昇っていった。)

上記の先頭に来ているのは「Higher&higher」という表現、これは「went」を修飾している修飾語です。

文法的要素で言うと「修飾語」のことをMと表すのでしたね。強調したいものを先頭に持ってくるのは、OSVの倒置と変わりませんが、今回注目をしていただきたいのは、後ろに来ている主語と述語の語順も逆転しているということです。

M(修飾語)を先頭に出すときは、主語と述語も普通の文章の形から逆転すると抑えておきましょう。

次にCVS倒置の形です。

mistake is The problem.(その問題は失敗だ。)

実にシンプルな形ですが、ここまでの応用で考えられます。Cは文法要素で言うところの補語でしたね。つまり補語であるCが先頭に、そして元来SVで「The problem is」だった部分が逆転して、「is The problem」の語順になっているのですね。

一見、普通の文章の形ですので、見分けが難しいです。練習を積んでしっかりと見分けられるようにしていきましょう。

今回の演習問題

それでは、いままで学んだことの復習で問題を解いていきましょう。

1.倒置の語順に並び替えよ。

Nobody will ever be able to tell whether Taro committed suicide or not.

Whether Taro committed suicide or not Nobody will ever be able to.「太郎が自殺したかどうかは、決して誰も言えないであろう。」普通の文章でのOが「whether Taro committed suicide or not」の部分。それが先頭に来るOSV倒置。

 

2.The problem of privacy is overlooked in Japanese style houses.

Overlooked in Japanese style houses is The problem of privacy.「プライバシーの問題は、日本式の家では見落とされている。」Cの「overlooked in Japanese style houses」が先頭に。主語と述語も変わる。

 

3.The bag is on the desk.

On the desk is the bag.「そのかばんは机の上にある」Mが先頭に来ている、主語と述語も前後。

 

ウ)Were I you, I would ask him for a date.(もし私があなたなら、彼をデートに誘うのに。(仮定法過去倒置be動詞were)

まとめ

お疲れさまでした。区別も難しくやや混乱したかと思います。大事なのは「強調したいものを先頭に持ってくること」と「SVの語順が変わるか否か」です。しっかりと理解をして、よりしっかりと英語に向き合えるようにしていきましょう。

より、演習問題をつみたい場合は「Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服」がおすすめです。この1冊を完璧にしていきましょう。

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