【古典文法】掛詞のチェックテスト(和歌から見ていく)

みなさんこんにちは。

 

古典で【掛詞(かけことば)】というのをご存知ですか?

 

掛詞とは、「同音異義語を利用し、一語もしくは語の一部に2つの意味を表す技巧」を指します。

 

たなか君
たなか君
いわゆるダジャレみたいなもんでしょ!布団が吹っ飛んだ的な!

 

まぁ、そういう感じだけど、いわゆる一語に複数の意味をもたせることで本当の気持ちを隠して伝えた的な…
S先生
S先生

 

たなか君
たなか君
はっきりしないですね。まあ、入試にもちょくちょく見かけるので演習を積んで損はないですよね。

 

まあ、そうね。今回は掛詞となっている意味を2つ選択してもらいます。一つしか選ばないよう2つ選んでね。
S先生
S先生

 

それでは、やってみましょう!

 

次の和歌について掛詞となっている意味を選択肢の中から2つ選びなさい。

1.「有明の月もあかしの浦風に波ばかりこそよると見えしか」の「よる」の意味を答えよ。 

現在1問目。問題数は10題です。

2.「大江(おほえ)山いくのの道の遠(とほ)ければ まだふみもみず天の橋立」(小式部内侍)の「いくの」の意味

現在2問目。問題数は10題です。

3.「霰降る交野のみののかりごろも 濡れぬ宿貸す人しなければ」(藤原長能 『詞花和歌集』)の「かり」の意味

現在3問目。問題数は10題です。

4.「伊勢島や 潮干の潟に あさりても いふかいなきは 我が身なりけり」(源氏物語(須磨の巻)の「かい」の意味

現在4問目。問題数は10題です。

5.「立ち別れいなばの山の峰に生ふる まつとし聞かば今帰り来む」(中納言行平)の「いなば」の意味

現在5問目。問題数は10題です。

6.「わが庵(いほ)は都のたつみしかぞすむ 世をうぢ山と人はいふなり」(喜撰法師『古今集』雑下・983)の「うぢ」の意味

現在6問目。問題数は10題です。

7.「花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせし間に」(小野小町)

現在7問目。問題数は10題です。

8.「水鳥を水の上とやよそに見む我もうきたる世を過ぐしつつ」(紫式部)の「うき」の意味

現在8問目。問題数は10題です。

9.「おとにのみ きくのしらつゆ よるはおきて ひるはおもひに あへずけぬべし」(『古今和歌集』素性法師)の「きく」の意味

現在9問目。問題数は10題です。

10.「われもしかなきてぞ君に恋ひられし 今こそ声をよそにのみきけ」(新古今和歌集)の「しか」の意味

現在10問目。問題数は10題です。


 

 

いかがだったでしょうか?

 

意外と簡単かもしれません。正直、数回すれば問題ありません。慣れる意味でも繰り返し頑張ってみましょう。

 

古典の問題演習には「古文上達 基礎編 読解と演習45」がおすすめです。ぜひ、この機会に問題をじっくりとやっていきましょう。

 

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