let+aloneについて徹底解説!問題演習つき!【英文法】

こんにちは。今回はlet+aloneについて解説していきます。

 

let+alone』という表現は意外と聞き馴染みがない人も多く、影が薄いものです。

 

しかしながら読解などでもしばしば見る表現で、正確な意味把握には必須になってきます。

 

理解を深め、ぶれない読解を出来るようにしていきましょう!

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『let+alone』の意味

早速『let+alone』の意味から覚えていきましょう。覚えるべき意味は大まかに言って3つです。

 

①『let alone』で『放っておく』

これは比較的知っている方も多いのではないでしょうか。中学生でもハイレベルな生徒では知っており、出現頻度も高い形ですね。早速例文を確認しましょう。

We should let him alone.(我々は彼を放っておくべきだ)

 

letを動詞として用いています。himを目的語にして、aloneを補語として使っています。

 

第5文型で『彼を1人の状態にする』→『彼を放っておく』と意訳しましょう。詳しくは後半の語源のパートで解説します。

 

②『let alone』で『言うまでもなく』

『let alone』で『言うまでもなく』というのは高校レベルのややマイナーな表現です。

 

ですが読解などでも度々出題され、意味をとるのに苦労するので覚えていきましょう。例文です。

 

I can understand English,let alone understand Japanese.(私は日本語は言うまでもなく、英語も理解することが出来る。)
日本語が理解出来るのは当然のこととして、英語も理解出来るということです。日本人の優秀な人のイメージですね。

③「let alone」で「まして~ではない」

最後に「まして~ではない」という意味があるので覚えておきましょう。ただし論理は簡単です。例文をしっかりと確認しましょう。

 

I can’t understand Japanese,let alone understand English.(私は日本語まして、英語も理解することが出来ない。)

 

先ほどの文章の、前半部分が否定形になった形です。そのため後ろも否定形として考えるのです。先ほどの「言うまでもなく」の部分が否定で「言うまでもなく出来ない」となったと考えてください。

 

根幹は「言うまでもなく」です。

 

「言うまでもなく」の言い換え表現

②③のパターンの肝は「言うまでもなく」となると述べました。ではこちらの表現の類似・言い換え表現も暗記しておきましょう。

 

「Needless to say」

 

Needless to say,I can’t understand English.(言うまでもなく、私は英語を理解することが出来ない。)

 

「言う必要もなく」の意訳です。

「To say nothing of」

 

To say nothing of understanding English.(言うまでもなく、英語を理解することが出来ない。)

 

「of」以下の内容は言うこともない、ということですね。

 

「Without saying」

 

Without saying,Ican’t understand English.(言うまでもなく、私は英語を理解することが出来ない。)

 

「To say nothing of」を前置詞「without」を用いて言い換えた形。この三種ぐらいは覚えておきましょう。いずれも文頭で使うことがほとんどです。

 

なぜ「let alone」はこのような意味になるのか?語源を解説

「let alone」は3つの意味があることを説明しました。

 

ではそれらを効率よく覚えるにはどうすればよいでしょうか。それはやはり語源を捉えることです。

 

無機質にこれらの意味になったのではなく、単語同士の意味が連なってこのような使い方がされているので、それらを覚えることで、グッと理解が深まりますよ。

 

さて、ここで注目したいのは「let」の意味です。「let」は使役動詞の一つで「~させる」という意味でしたね。

 

「let」の後ろに目的語が続き、「目的語に~させる」という使い方をしました。では今回の「let alone」は目的語の位置に「alone」が来ています。

 

「alone」は元来、「一人」という意味で、「独立」というニュアンスがありますね。つまり「let alone」で「独立させる」→「放っておく/相手にしない」という意味がつかめるでしょう。

 

これを考えると①の「放っておく」は容易に想像がつきます。

 

また②③で重要な「言うまでもなく」というニュアンスの源泉もここから派生で考えられます。「(言うことを)放っておく」のです。

 

このロジックさえ理解出来れば、「let alone」は完璧です。

 

「let alone」は否定文で使うことの方が多い!

最後に「let alone」の使い方についての細かい話をして、本日の学習を締めくくりたいと思います。

 

先ほど「let alone」には三つの意味があると申しました。

 

さらに、②と③の意味の根幹は「言うまでもない」というところにあり、それが肯定文なら「言うまでもなく(当然)大丈夫!」となったのに対し、それが否定文なら「言うまでもなく(まして)無理!」と否定となったのですね。

 

しかしながら、③の否定形で用いることが大半なのです。肯定形も間違いではないのですが、主流は「まして~でない」ということは頭に入れておきましょう。

演習問題

1.訳出しなさい。

(1).He can’t read, let alone write.

彼は読むことも出来ない、まして書くことも出来ない

 

the more expensive one 二つしかなくて対象が明確。「the」を比較級に使用

(2)I didn’t have enough money to buy a bread, let alone a car.

私はパンを買うお金もない、まして車も買うことができない

 

(3).I should let her alone.

私は彼女を放っておくべきだ

 

Q2.言い換えよ。

(4).I didn’t have enogh money to buy a bread,let alone a car.
=I didn’t have enogh money to buy a bread,(        ) a car.

①to say nothing of ②say nothing of ③saying nothing of  ④to say nothing

 

今はやってないです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

イディオムとして覚えておいたら一発ではあるのですが、言い換えや語源を覚えておくと他の人に差をつけられます。

 

より高みを目指して頑張っていきましょう。

 

より詳しい文法の本として「英文法・語法vintage」を参考にされると良いでしょう。英文法の練習としてはこれ一冊で十分と思います。

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