「~してはじめて」という「Not until」を用いた3つの表現について徹底解説!【英文法】

みなさんこんにちは。

今回は「~してはじめて」という表現を3つほど紹介していきます。

日本語でも「生まれて初めてたこ焼きを食べた」や「ゴルフをして初めてけがをした」などこういった表現は無数にしますよね。

基本形は「not until」となるのですが、微妙に用法とパターンが異なってくるので、しっかりと区別をして覚えていきましょう。

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①「…not … until ~」のパターン

さて、本題に入っていきます。まずは1つ目の「…not … until ~」の形からです。

なおこれから3つの形を紹介していきますが、便宜上使う「…」と「~」の位置は、それぞれ対応をしますので、しっかりと位置で区別して、違いを明確にしていきましょう。

前置きが長くなりましたが、一つ目のパターンを例文で確認します。

I did notrealizeit untilhe came.(彼が来て初めて私は気づいた。)

「not」と「until」で動詞と目的語を挟んでいますね。

これは形の面では実にシンプルですね。「realize」が動詞(V)となっていて、「it」が目的語(O)となっているところまでは、普通の第三文型の文章になっていますね。

そして「until」以下はというと、「he」が主語(S)で「came」が動詞(V)の完全文になっています。

というのも「until」元来の役割として、文章同士をつなぐ接続詞の側面があり、「until」前後で二つの文章が繋がっているという見方で見れば簡単ですね。

そして、意味の把握としても、「until」から訳していって、「彼が来るまで私はそれに気づかなかった」を意訳すれば、「彼が来て初めて私はそれに気づいた」と同義になりますね。

これは残りの表現でも同じ頭の使い方をするので、しっかりと意識して覚えておきましょう

②「Not until~」のパターン

次に「Not until~」の表現を覚えておきましょう。

こちらは「Not」が大文字のことからもわかる通り、文頭に置く表現です。先ほどと同じ意味の例文を用いて、確認していきましょう。

Not until he came did I realize it.(彼が来て初めて私は気づいた)

しっかりと文頭に来ていますね。語順としてはまず「he came」の節が来ている点に注目。「until」の後に置いて、「~まで」という使い方をするのは①と同じです。

そして注目すべきはその後の語順で「did」が来ています。これは語順を普通の形(①)と逆転させたことによる「倒置」の用法を学習した方ならわかると思います。

「Not until」が先頭に来たことによって、倒置が発生し、後ろの節の語順が疑問文と同じになっています。複数の単元が絡み合ってくるので、総合的な英語の理解を進めていきましょう。

③「It is not until~that…」のパターン

最後に紹介をするのは「It is not until ~ that…」のパターンです。こちらは「it is」と「that」を用いていることから、強調構文の派生形となっています。

強調構文についてさらに学習を深めたいという方は、入試に出てくる「強調構文」を完全攻略!形式主語、関係代名詞との区別も【高校英文法】

以上の記事をご参照ください。

さて早速例文を確認しましょう。

It was not until he came that I realized it.(彼が来て私は初めて気づいた)

「It was」と「that」の間に、「初めて~」を指すと再三ここまで学習してきた「not until」の節が来て強調されています。

ですが、基本的な意味としては変わりありませんね。文法的にも誤りがありません。

問題演習

Q.正しいものを選べ。

1.(   ) he was thirty that he started to paint.

①It was not until ②It was  until ③Not until ④Until not

①「彼は30歳にして初めて絵を描き始めた。」後ろの「that」に注目。強調構文の印。パターン③を選択。

 

Q.正しいものを選べ。

2.(   )I talked to him did I know he was a Chinese.

①It was not until ②It was  until ③Not until ④Until not

③「私は彼と話して初めて彼が中国人だと知った。」後ろの「倒置」に注目。「Not until」を用いて、疑問文的な語順を

 

以上です。

いかがでしたでしょうか。しっかりと意訳・そして「倒置」や「強調構文」などの関連文法も覚えて、混在しないように理解を深めていきましょう。

 

より詳しく、問題演習をしたい人は「全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)」か「Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服」をご利用ください。

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