大学共通テスト古典の分析&対策(センター及びプレテストの古文を比較)

国語勉強法

みなさん、こんにちは。共通テストに向け勉強されていますか?今年度受験する方は関係なくガムシャラに勉強されておられると思いますが、来年度以降の方はそろそろ勉強をスタートさせないと、という感じでしょうか。

 

さて、今回は、共通テストにおける古典についてどのように対策をしていけばいいのか、という事を2回のプレテストの古文および現行のセンター試験の古文を題材に分析し共通テストの古典対策を行っていこうと思います。

 

共通テストの古典・古文について何から始めればいいのか分からないという方非常に多いと思います。また、わざわざ共通テストのために古文を勉強せずとも今まで通りでいいと考えられる方非常に多いのではないでしょうか?

 

共通テストの古文について、センター古文と本当に勉強が同じでいいのかどうなのか、違いと類似について古文の対策とともに分析をしていこうと思います。

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現行センター試験における古典の出題傾向及び対策

現行のセンター試験における古文の出題傾向は得点が50点満点で設問6問という構成が主流となっています。その内容についてはだいたい毎年以下のような形になっています。

 

  • 設問1「語彙問題」(配点:5点×3問)
  • 設問2「文法問題」(配点:5点×1問)
  • 設問3~6「文章読解・内容説明問題」(配点:7~8点×4問)

文法と語彙問題だけで半分以下の20点ぐらい得点があり、30点ぐらいが文章の読解問題という形です。

 

つまり、受験生は文章の内容理解をするだけでなく、ひたすら「ゴロゴ」などの単語帳で単語を暗記し、助動詞などを覚えるという勉強が必要となります。

 

つまり、古文の勉強は、単語・文法・読解とそれぞれ3つの分野を独立して勉強していかなければならず、英語のように単語を知れば長文が読めるという関係にではないので、労力は大変なものでした。

大学共通テストにおける古典の出題傾向及び対策

令和3年より開始される新共通テストにおける古文の出題傾向(プレテストより推測)について、現状で発表されているものを基調としてその出題傾向、また配点について以下に解説を行います。

 

まず得点について、こちらは現行のものと変わらず50点満点で設問6問での構成となっております。つまり、比重については現行のセンター試験と同じという事でしょう。

 

ただし、共通テストの古典の内容については現行のセンター試験と異なり以下のようになっており、注意が必要です。

 

平成29年度版

設問1~6「文章読解・内容説明問題」(配点:7~8点×4問)

平成30年度版

設問1「文章読解・内容説明問題」 

設問2「語彙問題」(配点:5点×3問)

設問3~6「文章読解・内容説明問題」(配点:7~8点×4問)

 

ここで、それぞれの内容を比較すると、新共通テストにおける平成29年度版については「古文単語のみ」を問題としたものが出題されておらず、文章読解や内容説明といった教材に対する理解度を測る内容となっています。つまり、単語・文法・読解の融合問題ですね。

 

また、本文となる古典文学以外に資料としてその文章に関する解説文、もしくはレポートといった形で2つ以上の文章から内容を読み解く問題となっています。

 

以上の事から、大学共通テストの古文は単純に古典の単語をゴリゴリ勉強するのではなく、総合的に文章の読解を中心とした勉強をしていかなければならないという形です。

 

そのために古文の単語や文法の知識は当然にあることが前提ですが古文の内容読解を中心に勉強していかなければなりません。

 

読解中心、つまり問題演習を中心としたテキストや問題集ですが「古文上達 基礎編」がまずはおすすめです。これは、文章として45題演習問題を解くもので、総合力が問われる共通テストの古典対策には実用的です。勿論、現行のセンター試験でも効果は十分に発揮します。

 

では、なぜそもそも現行のセンター試験から大学共通テストの移行に際し、ここまで内容が変更されたのでしょうか?内容が変更されようとしている趣旨について説明します。

なぜセンター試験から新共通テストへと変更されたのか?

センター試験といえばみなさんにとって馴染みの深いものだと思います。高校生の大学入試といえば「センター試験」であるという概念がある中、なぜ新しいタイプの入学試験を導入するのでしょうか?

 

大学共通テストは、大学センターの出題趣旨によれば「知識・技能」だけでなく、「思考力・判断力・表現力」を一層重視するとして、「知識の理解の質を問う問題」という点にスポットを当てて問題の作成に取り組んでいるとのことです。

 

つまり、平成29年度版のような読解問題に重きを置かれ、現行センター試験の「古文単語に関する語彙問題」という部分で出題傾向が弱まる理由として頷けます。

 

そして、例えば、古文単語の「とく」という単語のみを覚え、「とく=早い」と覚えるのでなく「船とく漕(こ)げ(土佐日記)」という文の中で「早くこぐ」というイメージを持てる勉強をしなければなりません。ただ、その「疾(と)し」というのは「時間が早く過ぎる」イメージを持てば「息はとく絶え果てにけり(源氏物語)」で「息はとっくに絶えた」と訳することも可能でしょう。

 

ただ、理解して欲しいのは、だからと言って単語知識を軽視していいという話ではないということです。古文を理解するにあたって古文単語に対する知識を持つことは非常に重要です。単語の意味が分からなければその文章を理解することは非常に難しくなります。

 

今回、現行のセンター試験と新共通テストの内容を比較したところ、新共通テストの方が内容としては難しくなっている印象を受けます。なぜなら「知識の理解の質」という点に着目していることからも、設問となっている文章の内容理解が求められているからです。

 

しかし、平成30年度版を見ると、語彙問題も一定数出題され、現行のセンター試験に近い形となっているように感じます。古文を理解するにはまずは単語の意味を覚えることです。教材として語呂で覚えるものや、イラストを使って解説を行ったものなど読みやすいものも多く出版されております。

 

例えば「読んで見て覚える重要古文単語315」ではくだらないダジャレがあるので意外と覚えやすいです。「うるはし(売る箸)はきちんとしている」とか面白かったりします。

 

以上、共通テストの古文についての分析&対策の話でした。国語全体の話についてはこちらの記事が参考になるので一読してください。

 

古文の勉強については【古文勉強法】古典単語と古典文法の習得方法についてで述べさせてもらいました。よければ読んでみてください。

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