みなさん、こんにちは。2021年大学入試に入試の仕組みが変わりますが、対策してますか?特に大学入学共通テストでの化学についてきちんと分析していますか?
新しく行われる大学入学共通テストは以前の化学のセンター試験と問題傾向に変化があります。
その変化に合わせて早い段階で入試対策を現時点でとっておくことが何よりも大切なのです。ですが、実際なんの対策をすべきなのか?迷っている人におくる、センター試験と大学入学共通テストの共通点とその違いを重点的に解説します。
センター試験と大学入学共通テストの化学の違い
新教育課程の実施に伴い、習う分野順番に変更点が多いのが化学です。
まず、はじめに化学基礎ですが、分子や原子の概念、モル計算と言った内容は変わりませんが、ジュール計算や電池、無機物質、有機化合物が化学の試験範囲に移動になります。
化学にしか出題されない分野が増加することで、懸念されるのが、化学で出題される問題が以前よりも難しくなる可能性が高くなります。
次に、センター試験のような単純に知識さえ暗記で押さえれば解ける問題数が格段に減ったことです。選択肢が長くなる、複数正解なら全てを選択するといった解答形式に変更になりました。こうした問題は部分点をもらえるものの、正解が一つしかない解答形式であった化学においては大きな変化です。
最後に、高分子が必修となったため、この範囲の出題が出るようになりました。以前のセンター試験の過去問にはない範囲なので、二次試験等の問題集や模試を駆使してしっかり知識を身につける必要があります。
また、単独の知識だけで出題された傾向が強く、一つの大問に対して1分野の知識で十分解答できる問題が多い傾向がありました。
しかし、大学入学共通テストは物理が数学とより融合に近い分野になった変更と同様、一つの知識で単純に解答することができない形式が増加しました。そのため、今までのセンター試験の赤本を解けば合格点までの知識に到達することが難しくなっています。
大学入学共通テストとセンター試験の共通点
では、共通点はどのような形になるのでしょう。
大学入学共通テストとセンター試験の共通点は、解答形式がマークシート塗り潰す形式であること、試験時間が、合計60分である形式です。
今まで学んできた教科書の全ての範囲から出題される形式も変化ありません。
大学入学共通テストの勉強法
大学入学共通テストになった場合、化学は以前の旧課程と学ぶ順番が異なります。ですが、やるべきことは必然的に同じです。
はじめに、教科書で習う化学の知識をしっかり暗記することです。分子、原子の名前と言った物質名、反応名、それによって変化する概念や現象の結果を覚えることです。化学は理系の中の4つの科目の中でも、覚えるべき知識の土台を身に着けることが大切です。英語で例えるなら言語に該当する部分になります。
その次に、覚えた知識を元に、計算やグラフ、資料と言ったものから正しい答えを求めるというのがスタンスです。なので、覚えた知識をどう応用するかという力が一番問われるため、問題に出やすい計算や資料やグラフは普段から見てなれておく習慣をつけることが必須でなのです。
教科書で基礎を学んだ後、章末の演習問題、2年や1年の時点で、応用力がある場合は、センターの過去問を解く意識を持つことが大切です。
また化学は、章ごとに分野が変わる形式となっているので、基礎をやった時点で苦手とわかるものは早めに克服する対策を取る、チェックにメモしておくことも重要です。
新教育課程で、化学の分野に後ろ倒しカリキュラムが組まれるようになったため、理系の負担はかなり上がる可能性が高くなりました。そのため、数学IIやC、物理を選択予定の人は、余裕を持って対策することが肝心な科目になります。
大学入学共通テストの出題範囲の記事「大学共通テストの化学の出題範囲分析とテスト対策」はこちら。
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