今回は英文法の中で「~も」という意味になる表現を覚えていきましょう。主に三種類を覚えていくのですが、どれも用途やニュアンスが微妙に違っています。
しっかりと違いを理解して、正しい用法が出来るようにしていきましょう。
覚えるべき3つの表現「me too」「me either」「me neither」
「~も」という表現には「me too」「me either」「me neither」の三種類を覚えておきましょう。
一口に「~も」と申しましても意味合いが異なっているので、まずは辞書的な意味を理解しておいてください。細かい例文や使い方は、各表現ごとに掘り下げて説明を致します。
「me too」→「~も(そうですよ)」
「me either」「~も(ない)」
「neither」「AもBも違いますよ」
どれも「~も」という意味がありながらも、全く使い方が違うことは理解して頂けたのではないでしょうか。ここではこの額面的な意味の違いについて言及するに留めておきます。
「me too」の意味や使い方について
それでは、各「~も」という各表現について掘り下げていきます。まずは「me too」からです。「me too」は「~もそうですよ」という意味合いで、肯定的な賛同・同調を示します。
向こうが何か肯定的な内容を話してきた時に使うのですね。わかりやすいように例文を確認しましょう。
こういった場合に「me too」は有効なのです。また慣用句的に一語で返事が出来る点も注目です。
「me either」の意味や使い方について
次に「me either」についてです。先ほどは「~も(ない)」という意味になることをお話しました。つまり、否定的な内容に同調するのです。こちらも例文でもって確認しましょう。
「私もそのパンが美味しいと思わない」という文脈になっています。つまり否定的な同調をしているのです。
「neither」の意味や使い方について
さいごに「neither」についてのお話です。こちらは「AもBもない」という風に理解して頂いたと思います。つまり二つの物を並べて「どちらも~」という否定をするのです。こちらも例文で確認していきましょう。
「neither A or B」が本来の使い方で、「AもBもない」という文脈になっているのです。
また「neither」はそれ自体が否定のニュアンスを持つため、肯定文と使うことによってはじめて否定の効力をもたらすことも抑えておきましょう。
ここまで扱ってきた同調の「~も」と比べて、所有の側面が強いので、やや異なるジャンルのモノになるのです。
「me too」と「me either」の違いとは?
先ほど取り扱ったように「me too」と「me either」は同調のニュアンスがあります。この違いについては最頻出でもあるため、しっかりと理解をしておきましょう。
ですが、先ほど例文でお話した違いを覚えておくと、完璧です。「me too」は「肯定的な同調」「me either」は「否定的な同調」を示します。もっと言うと前者は、平叙文、後者は否定文で使用をします。
この違いは大きいのですが、「me too」は「~もそう思う」で「me either」は「~もない」と、肯定と否定のニュアンスで区別して覚えておくと間違いません。
演習問題
Q.正しい物を選べ
1.A:I like this game. B:( )
(ア)Me too (イ)Me either (ウ)Me to (エ)Too me
2.A:I have few days to play this game. B:( )
(ア)Me too (イ)Me either (ウ)Me to (エ)Too me
3.You eat ( ) bread or meat.(あなたはパンも肉も食べない。)
(ア)either (イ)me either (ウ)neither (エ)not either
まとめ
ここまで、英語の「~も」という表現にについてお話してきました。
訳出や英作文などでも、これらの細かい差異は問われてきます。しっかりと理解・区別をして、周りの英語学習者に差をつけていきましょう。
より詳しい文法の本として「英文法の鬼100則」を参考にされると良いでしょう。この本は、「『英語職人』時吉秀弥の英文法 最終回答!」というブログをまとめたもので文法をかなりわかりやすく説明しています。
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