今回は英文法の助動詞のカテゴリーであるwould ratherについて学びましょう。
would rather自体はそれほど難しくありませんが、thanやnotが入ってくると意外と間違える人が多い分野です。特にnotを使う否定の形になるときに、語順を問われる問題として頻出です。
演習問題も最後にいれてあるのでしっかりと解けるようにしましょう。
今回の記事を読んだらわかること・英文法の助動詞would ratherがわかる
・英文法の助動詞would ratherの否定形がわかる
・英文法の助動詞would ratherの否定語の語順がわかる
would ratherとは
would ratherは英語学習をするときにつまづきやすいところです。
ポイントとしては、would ratherの2語でひとつのかたまりと捉え助動詞のはたらきをする、という事が大前提になります。
would rather A than B
would rather A than Bは「BするよりもむしろAしたい」と希望を控えめに述べる表現です。
ratherやthanの後には動詞の原形が来ます。例文を確認してみましょう。
例文ではwould ratherの後にstay(動詞原形)がきて、thanの後もgo(動詞原形)がきています。
そして「go outよりもむしろstay homeをしたい」という事ですので「外出するよりもむしろ家にいたい」という意味になります。
than以下が省略されることもあります。
ポイント
would rather A(動詞原形) than B(動詞原形) は「BするよりもむしろAしたい」
※than以下は省略されることもあります。
would rather not 否定語の語順
would rather は「むしろ~したい。」という意味であることがわかりましたが、would ratherの否定形はどうなのでしょうか。
notの語順は試験やテストにとても出やすいのでしっかり理解しましょう。ポイントはwould ratherが2語でひとつのかたまりの助動詞であることです。例文を見てみましょう。
would not ratherは誤りです。語順問題でも頻出ですので注意しましょう。
ポイント
would ratherの否定形
would rather not +動詞原型 「むしろ~したくない。」
would rather 演習問題
それでは、いままで学んだことの復習で問題を解いていきましょう。全部で5問です。
1.次の文の正しい語順はなんでしょう。
( would / meet / rather/ very / I / )him.(わたしはむしろ、彼に会いたいです。)
主語+助動詞+動詞原形となりますので、I(主語)+would rather(助動詞)+meet(動詞原形)の順番になります。
2.notの入る場所はAの文章とBの文章のどちらでしょうか。
(私はできれば今日は外出したくありません。)
A. I would rather not go out today.
B. I would not rather go out today.
would ratherは2語でひとつの助動詞です。そのため、would ratherを切り離すことはできず、notはratherの後に入ります。
3.次の文の正しい語順はなんでしょう。
( rather/ get / would/ I / not / )involved.(私はむしろ関わりたくありません。)
get involveで関わるようになる、巻き込まれるの意味になります。
4.日本語に訳しましょう。
I would rather say nothing than tell a lie.
say nothingは何も言わない・黙る・言及しないの意味です。
5.日本語に訳しましょう。
I would rather not take the train.
would rather notでtake the trainに乗り気ではない否定の文になります。
would rather notまとめ
今回は英文法完了形のwould rather notの語順を中心に学びました。
would ratherの否定の語順はテストや試験での頻出問題ですので、しっかりおさえておきましょう。
would ratherの2語で助動詞ひとつのかたまりとみなせば、notの位置を間違えることはないですね!
より、演習問題をつみたい場合は「Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服」がおすすめです。この1冊を完璧にしていきましょう。
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