大学受験の古文過去問題(センター試験及び日大の古典の過去問を中心に)

大学受験で2019年のセンター試験及び日大の過去問で古文の文法や日本語訳の問題を解いて見ましょう。センターの過去問など実際の入試問題で古文の文法や単語がどのように出題されているのかを知るいい機会です。

 

古文の上達を図るためにも、8割以上取ることができなければ何度もチャレンジをしていきましょう。古文の問題は難しい問題も正確に正解し、得点化しなければなりません。理由は、古文の実際の入試で聞かれる問題は文法をしっかりと出来ていれば取れる問題です。

 

古文が上達すれば国語ではある程度安定的に点数が取れることになります。現代文はたしかに重要ですが、それほど現代文で差は開きすぎないと感じます。現代文はできなくてもみんなできない可能性があります。むしろ、古典ができないと古典ができる受験生は確実にいるので差が生じてしまいます。

 

それでは、センター試験及び日大の古典の過去問について解いてみましょう。また、解きやすいように一部問題を改変していますがあまり気にしないようにしていきましょう。

設問をみて、適切な選択肢を選びなさい

1.にはかのことなれば、主は「御まうけもしあへず、いと(           )御座なりや」と、こゆるぎのいそぎ、さかな求めて、御供の人々もてなし騒ぐに、君は「涼しきかたに」とて端近う寄り臥し、うち乱れ給へる御様、所柄はまいてたぐひなう見え給ふ。隣といふもいと近う、はかなき透垣などいわたしたるに、夕顔の花の所せうさきかかりたる、目馴れ給はぬものから、をかしと見給ふ。やや暮れかかる露の光もまがふ色なきを、おりたちてこの花一房とり給へるに、透垣の少し空きたるよりさしのぞき給へば、尼のすみかと見えて、閼伽棚にはかなき草の花など摘み散らしたるを、五十ばかりの尼の出できて、水すすぎなどす。(センターH29)

問 「まいて」の品詞を答えよ
2.にはかのことなれば、主は「御まうけもしあへず、いと(           )御座なりや」と、こゆるぎのいそぎ、さかな求めて、御供の人々もてなし騒ぐに、君は「涼しきかたに」とて端近う寄り臥し、うち乱れ給へる御様、所柄はまいてたぐひなう見え給ふ。隣といふもいと近う、はかなき透垣などいわたしたるに、夕顔の花の所せうさきかかりたる、目馴れ給はぬものから、をかしと見給ふ。やや暮れかかる露の光もまがふ色なきを、おりたちてこの花一房とり給へるに、透垣の少し空きたるよりさしのぞき給へば、尼のすみかと見えて、閼伽棚にはかなき草の花など摘み散らしたるを、五十ばかりの尼の出できて、水すすぎなどす。(センターH29)

 

問 「いと(          )御座なりや」の(   )に入る単語を選べ
3.天の河うき木にのれるわれなれやありしにもあらずよはなりけり。これは、昔、うぬめなりける人を、( )おぼしけり。例ならぬ事ありて、さとにいでたりける程に、忘れさせ給ひにけり。心地よろしくなりて、いつしかと、参りたりけるに、昔にも似ず見えければ、うらめしと( )て、まかりいでてたてまつりける歌なり。本文なり(日大H31N方式)

問 「に」について、適切な文法を選びなさい。
4.天の河うき木にのれわれなれやありしにもあらずよはなりにけり
これは、昔、うぬめなりける人を、( )おぼしけり。例ならぬ事ありて、
さとにいでたりける程に、忘れさせ給ひにけり。心地よろしくなりて、いつしかと、参りたりけるに、昔にも似ず見えければ、うらめしと( )て、まかりいでてたてまつりける歌なり。本文なり(日大H31N方式)

問 天の河木にのれ「る」について適切な文法を選べ
5.天の河うき木にのれるわれなれやありしにもあらずよはなりにけり。これは、昔、うぬめなりける人を、( )おぼしけり。例ならぬ事ありて、さとにいでたりける程に、忘れさせ給ひにけり。心地よろしくなりて、いつしかと、参りたりけるに、昔にも似ず見えければ、うらめしと( )て、まかりいでてたてまつりける歌なり。本文なり(日大H31N方式)

問 「例ならぬ事ありて」を現代語訳せよ
6.天の河うき木にのれるわれなれやありしにもあらずよはなりにけり。これは、昔、うぬめなりける人を、( )おぼしけり。例ならぬ事ありて、さとにいでたりける程に、忘れさせ給ひにけり。心地よろしくなりて、いつしかと、参りたりけるに、昔にも似ず見えければ、うらめしと(    )て、まかりいでてたてまつりける歌なり。本文なり(日大H31N方式)

問 うらめしと(  )とのカッコに入る単語を選びなさい。
7.にはかのことなれば、主は「御まうけもしあへず、いと(           )御座なりや」と、こゆるぎのいそぎ、さかな求めて、御供の人々もてなし騒ぐに、君は「涼しきかたに」とて端近う寄り臥し、うち乱れ給へる御様、所柄はまいてたぐひなう見え給ふ。隣といふもいと近う、はかなき透垣などいわたしたるに、夕顔の花の所せうさきかかりたる、目馴れ給はぬものから、をかしと見給ふ。やや暮れかかる露の光もまがふ色なきを、おりたちてこの花一房とり給へるに、透垣の少し空きたるよりさしのぞき給へば、尼のすみかと見えて、閼伽棚にはかなき草の花など摘み散らしたるを、五十ばかりの尼の出できて、水すすぎなど。(センターH29)

問 水すすぎなど「す」の文法を答えよ
8.天の河うき木にのれるわれなれやありしにもあらずよはなりにけり。これは、昔、うぬめなりける人を、( )おぼしけり。例ならぬ事ありて、さとにいでたりける程に、忘れさせ給ひにけり。心地よろしくなりて、いつしかと、参りたりけるに、昔にも似ず見えければ、うらめしと( )て、まかりいでてたてまつりける歌なり。本文なり(日大H31N方式)

問 「参りたりけるに、昔にも似ず見えければ」を現代語訳せよ
9.天の河うき木にのれるわれなれやありしにもあらずよはなりにけり。これは、昔、うぬめなりける人を、(    )おぼしけり。例ならぬ事ありて、さとにいでたりける程に、忘れさせ給ひにけり。心地よろしくなりて、いつしかと、参りたりけるに、昔にも似ず見えければ、うらめしと( )て、まかりいでてたてまつりける歌なり。本文なり(日大H31N方式)

問 「(    )おぼしけり」のカッコに入る単語を選びなさい
10.天の河うき木にのれるわれなれやありにもあらずよはなりにけりこれは、昔、うぬめなりける人を、(               )おぼしけり。例ならぬ事ありて、さとにいでたりける程に、忘れさせ給ひにけり。心地よろしくなりて、いつしかと、参りたりけるに、昔にも似ず見えければ、うらめしと(          )て、まかりいでてたてまつりける歌なり。本文なり(日大H31N方式)問 あり「し」について文法を答えよ 

 

 

今回の日大とセンターの古典問題を解き終わったら

いかがだったでしょうか?

 

おそらく、一回目で満点を取れた人は稀かもしれません。間違えた人は解説もしっかりと読んで再び問題に挑戦をしてみてください。

 

古典の入試問題をより多数演習をしたいと考えたのなら、「古文上達 読解と演習56」で徹底的に鍛えてはいかがでしょうか。これを解き終わったら十分MARCH関関同立などの難関私大に対応できる力がつきますよ。

 

この問題が難しければ「古文上達 基礎編 読解と演習45」を解くといいでしょう。日東駒専、産近甲龍レベルの古典はこちらがしっかりとできれば十分対応できるレベルが身につきます。

 

古文が上達して安定的に皆さんの国語の得点が取れて志望校に合格することを祈っています。

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