受動態の「have」を解説!使役動詞との違いに注意!【英文法】

受動態

本日は、受動態の「have」について解説していきます。使役動詞の「have」と混同していたり、違いがいまいち理解できていない方も多いのではないでしょうか。

 

しかしながら、この単元はわりかし複雑な文型とも絡みがあることから、受験においても頻出ですし、多くの方がしっかりと理解できていません。

 

文型のルールに忠実に則って、もう二度とこの単元で間違えないようにしていきましょう。

今回のポイント ・使役動詞の「have」と受動態の「have」の違い
・第5文型の構造
・他の文章との言い換え・別の表現
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しっかりと区別しよう 使役動詞の「have」とは?

今回理解して頂きたい、受動態の「have」の前に使役動詞の「have」との区別をしておきましょう。

 

使役動詞とは大まかに言うと「make」「let」「have」の三種類で、「~させる」という意味を添加させるのでしたね。

 

I have (let/make) him study English.(私は彼に英語を勉強させる。)

 

使役動詞の影響で、和訳が「~させる」という意味になっています。他の注目ポイントとしては、後ろに来る「study」が絶対に原型になること

 

また、「him/彼」「study/勉強をする」といった風に、後ろの「~させる」の部分が主語と述語の関係になっています。これも後の説明でとても大事な要素になってきますので、しっかりと確認しておきましょう。

 

また、少し変則的な使役動詞で「get」がありました。

 

I get him  to study English.(私は彼に英語を勉強させる。)

 

先ほどの文章で、「get」を用いると、後ろの動詞の原形の部分が「to 原型」となり、ほとんど同じ意味を表現することが出来ます。こちらも併せて復習しておきましょう。

 

さらに詳しく復習がしたいという方は「英文法の使役動詞(make have letの違い、動詞getとhelp、使役動詞の受動態、使役動詞と過去分詞)が10分で理解できる【大学受験の英文法】」という過去記事をご覧ください。

 

「have O C」の文型~使役動詞と受動態~

さて、先ほどの使役動詞の話を踏まえ、受動態の「have」の話に転換させるため、文型について考えていきましょう。しかしながら、そこまで難しい話ではありません。

以上のように、Oの部分が目的語(名詞)が来て、Cの部分に補語(準動詞)が置かれます。「OがCになる・Cをするのを~する」というニュアンスの、SVOCとなる、いわゆる第5文型の形ですね。

 

意味の上でも、下の使役動詞の場合は、「~させる」≒「自分が~して貰う」のニュアンスで、上の方は受動態の「have」(後で詳しく解説します)が登場し、受け身の「~された」の要素があります。意味的には大差がありません。

 

では、同じ「have」を使っていて、意味の上でも大差がないのに、「使役動詞」の「have」と「受動態」の「have」の細かな違いがあるのでしょうか。

 

以下ではその理由について解説していきます。

 

第5文型でCの部分が過去分詞をとる場合

ここからは先ほどの例文を深堀りしてみましょう。まずは受動態の「have」からです。

 

Jane had her car fixed.(ジェーンは彼女の車を修理された)

 

先ほどの黒板の画像をもう一度確認して欲しいのですが、受動態の方の例文はO(目的語)が「her car」、C(補語)が「fixed」となっています。「fixed」は「修理された」。

 

SVOCの第5文型は、「OにCという作用を起こす」というのが、基本的な捉え方ですので、受動態の「have」を使ったこちらは、「修理された」という過去分詞的な意味を使って「彼女の車が修理された(車に対しての受け身)」という把握になります。

 

くどいようですが過去分詞は受け身の感じで「~された」ですので、「車が修理された」です。それを、第5文型をもたらす「have」で表現しているのです。

 

また「have」の部分を「get」に変えても全く同じ意味の文章を作ることが出来ます。

 

第5文型でCの部分が原型をとる場合

では次にCの部分が原型を取る、次の文を見てみましょう。「have」を使った使役動詞のパターンです。

 

He had me fix car.(彼は私に車を修理させた)

 

こちらも先ほどの黒板の画像をもう一度確認して欲しいのですが、使役動詞の方の例文はO(目的語)が「me」、C(補語)が「fix」となっています。受動態との最大の違いはやはり「fix」の形です。今回は原型になっていますよね。

 

日本語で言うと、「私に車を修理させた」という使役の意味になっているのですが、これはO(me)とC(fix)の間に主語と述語の関係があるのが最大の注目ポイントです。

 

日本語で「私(me)修理する(fix)」という主語と述語の関係が成り立っていますよね。

 

一方先ほどの受動態の例文は「車(her car)修理する(fixed)」という日本語は不自然で、主述の関係が成り立ちません。

 

だから「車が修理された」という受動態になるのです。

 

また、

He got me to fix car.(彼は私に車を修理させた)

 

前述の使役動詞のルールに則り「get to」を用いても同じ意味になります。

 

S先生
S先生
第五文型で、OとCの間に主述の関係があれば「使役動詞」、なくて過去分詞を使っていたら「受動態」になるのよ

練習問題

Q.正しい選択肢を選べ。

1.He had me (             ) the room.

①use ②used ③to use ④using

① 「彼は私にその部屋を使わせた。」使役パターン。meとuseの間に「私が使う」という主述の関係あり。

 

2.I had the door (     ).

①to open ②opened ③open  ④opening

②「私はドアを開けさせた。」受動態パターン。ドアが開けた、という主述の関係がない。

 

Q.並び替えよ。

3. (Tom/ car/ broken/ had/ his)

Tom had his car broken.
「トムは車を壊された」受動態パターン。carとbrokenに主述の関係なし。Cを分詞的に使う語順に注意。

 

4.(I/ you/ had/ read /the book).

I had you read the book.
「私はあなたにその本を読ませた」使役のパターン。youとreadに主述の関係あり。readは一見動詞の原形や過去分詞にも見えるが、しっかりと文型を把握したうえでSVOCに落とし込むべし。

 

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

今回もおつかれさまでした。

 

とにかく争点は第五文型の語順と、OとCの部分の主述関係の有無です、あれば「使役動詞」、なければ「受動態」ですよ。

 

より詳しい文法の本として「英文法語法 vintage」を参考にされると良いでしょう。基礎的な本ですが、演習問題がたっぷりですので文法知識の定着に最適です。

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