みなさんこんにちは。
今回は、倒置・同意表現の「So VS」について学習をしていきます。慣れた方には簡単かと思われますが、学習が進んでいない方には全くわからないかもしれません。
でもご安心ください。理解をしてしまえば非常に簡単なので、しっかりと理解をして他の英語学習者に差をつけていきましょう。
まずは形を覚えよう!同意表現の「So VS」
さて、本題に入っていきます。まずは理屈を抜きにして、イディオム的に「So VS」の形と意味を覚えましょう。
例文を読んでいただいたと思います。Aさんが話した内容に対して「私も~!」と同じ(同意)をしているのです。
「So VS」の「So」の部分は「そうです」を指す同意の意味を持つ英単語。そして述語のV、主語のSといった語順で、同意表現が完成しているのですね。
ここで肝になってくるのが「倒置」の知識です。これを知って根幹から理解をしていると、もうこの単元は完璧になりますよ。是非ついてきてください。
「So VS」は倒置の形!倒置ってどんな英文法?
「So VS」は倒置の表現です。では倒置とはどのような英文法だったでしょうか。
倒置とは簡単に言うと、英語の語順を変えていく手法のことでした。先ほどの「So do I」という短い文章も、先頭に主語ではなく「So」が来ていますし、後ろも主語→動詞という語順ではなく、動詞→主語といった逆のものになっていますね。
語順がごちゃごちゃになってややこしいかと思われますが、倒置の基本ルールは①先頭に否定語・助動詞を配置 ②主語と述語の順番を逆にする
この2つで説明がつきます。先ほどの例文もその形になっていることが理解出来ましたね。
また、同意表現「So do I」で言うところの「do」は動詞的に使われていますので形に注意をせねばなりません。
ここでは①同意をしている元の文章の該当部分 ②主語 この2つに注目をせねばなりません。
もう一度先ほどの例文を確認します。
倒置が起こっている文章の中で、なぜ当たり前にV(動詞)の部分に「do」を置けたのでしょう。先ほどの①の鉄則から確認すると、Aさんは「like」という一般動詞の原形を使っており、Bさんはそれに同意をしているのですね。なので一般動詞の原形たる「do」が使用されるのです。
例えばAさんがbe動詞を使っていれば、BさんはVの部分でもbe動詞を置く必要があるのです。同意なので形を合わせていくのですね。
そして②の鉄則で言うと、①で置いた動詞を、主語の形によって変化させていくのです。Bさんは「私も~」といっているので「I」が使われています。なので三人称単数の「s」などをつける必要がないのです。
おわかりいただけましたでしょうか。倒置の仕組みを理解すれば、同意表現にも応用が効き、形の面でも苦労をしなくなりますね。
実際に自分で例文を考えて、「この場合のVの部分には何があてはまるだろうか」と検討するのも良い練習になりますよ。
「私も違う」同意の否定表現
「So VS」の表現で「私も~そう!」という表現は完璧に理解できたと思います。Vの部分に何を置くかという応用もばっちりですね。では否定的な同調の場合はどうなるでしょうか。
基本的な形や倒置としての考え方は、「So」と一緒なのですが、相手が「私は~じゃない」と言って、それに「私も~じゃないよ」と同調する場合は、「Neither」あるいは「Nor」を用います。
形の面ではなんの差もないですし、考え方も同じです。この機会に覚えてしまいましょう。
問題演習
Q.正しいものを選べ。
1.A:She liked him.
B:( ).
①So do I ②So did I③So I do④So I did
2.A:I like him.
B:( ).
①So does I ②So does she③So did I④So she does
2.A:I was a student.
B:( ).
①So did you ②So does you③So are you④So were you
以上です。いかがでしたでしょうか。倒置のロジックと、Vの形の変化を意識するだけで、グッと理解が進みますよ。
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