こんにちは。
今回の記事では、分詞構文の否定形について学習をしていきます!結論から言うと分詞構文の否定とはnot~ingで表す構文のことです。
ただ、これだけではよくわからないと思うので、詳しく見ていきたいと思います。
「分詞構文って何?」という方は、分詞構文について例文で解説(問題演習もついてます)【英文法】という過去記事が参考になりますので、是非ご一読ください。
この記事では、分詞構文の発展として、否定形を扱うため、基礎はしっかりと理解しておきましょう!
分詞構文は「Not ~ing」で否定
まずは分詞構文の基本的な否定形についてお話をしていきます。
「Having+p.p」の否定形
先ほどは、最もベーシックな普通の形の分詞構文の否定形についてお話をしました。
では「Having+p.p(過去分詞)」で書く、過去の分詞構文の否定はどのように行えばよ良いでしょうか。これについては間違いやすく、注目すべきポイントがあります。そこをしっかりと抑えて学習しておきましょう。
過去を指す分詞構文の典型例ですね。以上の例文の否定形を考えましょう。
先ほどと同じく、意味上のつじつまを合わせるため、まずはコンマ以下を否定形に直します。
こちらも簡単です。通常の受動態の否定を思い出し、「~, I was not completely exhausted.」となります。
では、コンマ以前の分詞に関わる部分の否定形ですが、こちらも先ほど扱った一般的な例と同じく、先頭(分詞の直前)に「Not」を置いて、「Not having+p.p(過去分詞)」としましょう。
ですから、例文を否定形に修正すると、
なぜ過去の分詞構文の否定形には注意が必要なのか?
くどいようですが、分詞構文の否定はどの形でも、先頭(分詞の直前)に「Not」を置くだけなので非常に簡単です。
しかし、この簡単そうな感じが「過去の分詞構文」の場合、逆に落とし穴になります。先ほどの田中くんの様に舐めてかかると足元をすくわれかねません。もう一度例文を確認します。
正直ここで違和感を感じ取れた方は鋭いです。
そうです、「Not having」という、「have」の前に「not」がくる語順には違和感がありませんか?
これまでの英語学習で扱ってきた「現在完了」などでは、「have not(haven’t)」という形ばかりでした。
問題演習
Q.正しい選択肢を選べ。
1.( ) how to study , the students decided to visit their advisor in his office.
①Not knowing ②Knowing not to ③Not to knowing ④To not knowing
分詞の前に「not」を置く。
2.( ) read the book, I didn’t understand how to play the game.
①No having ②Not had ③Not having ④Having not
順番に注意しましょう。過去形でも分詞の前に「not」。
Q.適語を入れて言い換えなさい。(発展)
3.I have never seen her car. I cannot describe it.
=( ) ( ) seen her car,I cannot describe it.
説明中には直接触れなかった応用問題。否定語の「never」も分詞の前(文頭)に置く。また、語順にも注意。
分詞構文の否定形のまとめ
お疲れさまでした。分詞構文過去形の否定形は語順に注意しましょう。
語感で覚えるには、例文の音読も有効です。
より詳しく、問題演習をしたい人は「英文法・語法Vintage」がおすすめです。
コメント