みなさん、英文法の基本、動詞の中のbe動詞と一般動詞の区別について勉強します。
英語の動詞には2種類あります。be動詞と一般動詞です。今回はそのうちの一般動詞にスポットを当てます。
英文は基本的には主語+動詞という並びではじまります。一般動詞もbe動詞も順番は変わりませんが、疑問文や否定文では順番やきまりがちがってきます。
3人称単数のときの変化やこの記事でしっかり確認していきましょう。
記事の最後には演習問題も用意しましたので、理解を深める復習に役立ててくださいね!
今回の記事を読んだらわかること・英文法の一般動詞の意味とbe動詞とのちがいがわかる
・一般動詞の使い分け3単元のsがわかる
・一般動詞の疑問文、否定文の作り方がわかる
一般動詞とは、be動詞とのちがいについて
英語の動詞とは動作をあらわすことばのことです。
動詞には2種類ありまして、それは「be動詞」と「一般動詞」です。
be動詞は原形がbeで主語によって変化します。
be動詞は種類として独立しているくらいですので、ただの動詞とはちがって特別扱いです。
くわしく学びたい人は「be動詞を初心者もわかるよう解説!否定・疑問文も作ることができる!演習問題つき【英文法】」の過去記事で確認してください。くらべて一般動詞はbe動詞以外の動詞をさしますのでとても範囲が広いです。たとえば、走る(run)、来る(come)、食べる(eat)などなど…。
一般動詞のポイントは主語に3人称単数が来る場合、動詞にsがつくのでしっかり学びましょう。
be動詞と一般動詞の一番の違いは疑問文と否定文のつくりかたです。この記事でしっかり説明していきますね。
一般動詞の意味と使い分け
一般動詞はbe動詞以外の動詞でした。be動詞と異なり数が膨大なので大変ですが、英語では主語+動詞ではじまるのでとても大事な品詞です。
あくまで動詞は文にひとつですので、be動詞と一般動詞が文に2つ登場することのないように気をつけましょう。
動詞のポイントワンセンテンス(1文章)につき、ワン動詞(1動詞)
一般動詞の3人称単数sについて
一般動詞は、3単現のsなどといわれ3人称単数現在形のときは動詞の最後にsがつきます。例文で確認しましょう。
- I like the cat.(わたしはその猫が好きです。)
- You like the cat.(あなたはその猫が好きです。)
- He/She likes the cat.(彼/彼女はその猫が好きです。)
- They like the cat.(彼らはその猫が好きです。)
主語がI、Youのときは動詞をそのまま使って、主語が複数のときも動詞をそのまま使い、それ以外はsがつきます。
he、she、it、thisなどbe動詞がisになるものは主語の次に一般動詞がくる場合はsがつくわけです。
主語がI・Youであれば動詞はそのままにし、それ以外のときは主語が単数なら動詞にsをつける、主語が複数ならつけない。1人称、2人称、3人称で覚えてもいいですが、シンプルに考えるととても簡単です。
sのつけ方に法則がありますので一覧表で3人称単数現在のつけかたを確認しましょう。
この表を暗記しなければならないと思うと大変に感じてしまいますが、基本的にはsをつける、不規則変化はhave、あとは語尾がyならyの前の文字が子音ならyをiに変えてesをつける。
語尾がs, x, sh,ch, ch, oならesをつけるという事だけなので頑張って覚えましょう。
一般動詞とbe動詞の使い分けについて
一般動詞もbe動詞も主語のあとにくるのは同じですが、一般動詞を使う文と使わない文はどのように区別するのでしょうか。
英語の文で動詞がこないことはありません。例文でみてみましょう。
・I live in Tokyo.(わたしは東京に住んでいます。)liveは一般動詞「住む」
・I am in Tokyo.(私は東京にいます。)一般動詞がないのでbe動詞で文を完成させます。
be動詞と一般動詞がどちらも動詞なのでどちらかひとつだけを使います。くれぐれもbe動詞と一般動詞をふたつならべないようにしましょう。
× I am live in Tokyo.
amはbe動詞、liveは一般動詞、共存できません。
一般動詞の疑問文
それでは一般動詞の疑問文のつくりかたを説明します。
一般動詞の疑問文の場合、文頭にDoかDoesを入れて、さらに文末にクエスチョンマーク「?」をつければOKです。Do/Does+主語+一般動詞+文末に「?」です。例文で確認しましょう。
DoかDoesを入れればよいのですが、その違いは何でしょうか。3人称単数現在(3単現)ならDoes、それ以外はDoになります。
一般動詞の疑問文 答え方
疑問文の答え方は、Yes, 主語+do/does.かNo, 主語+do/does+not.となります。たとえば
・Do you play tennis?(あなたテニスをしますか。)と聞かれれば、下記のようにこたえます。
→Yes, I do.(はい、します。)
→No, I don’t.(いいえ、しません。)
※don’t は do notの短縮形です。
もうひとつ例文を見てみましょう。
・Does he play golf?(彼はゴルフをしますか。)
→Yes, he does.(はい、します。)
→No, he doesn’t.(いいえ、しません。)
※ doesn’t は does notの短縮形です。
一般動詞の否定文
一般動詞の否定文は、主語のあとにdo/doesを入れの直後にnotをつけます。主語+do/does+notの順になります。例文を見てみましょう。
こちらも疑問文のときと同様に主語が3人称単数現在であればdoではなくdoesにnotをつけてdoesn’tとなります。
doesとlikesがかぶらないようにしましょう。doesを使ったら3単現のsをつけていた動詞は元に戻してあげましょう。
一般動詞の演習問題
今回勉強した一般動詞の復習もかねて早速演習問題にチャレンジしましょう。
問題の日本語の意味に合うように答えを選択肢から選んでください。解答と解説はチェックボックスを開いたらでてきますよ。
1.I( )a dog.(私は犬を飼っています。)
(ア)has (イ)have (ウ)am (エ)don’t have
have(飼う)で主語はIですから動詞にsをつける変化はありません。(イ)haveが正解です。
2. He( ) a car.(彼は車を運転します。)
(ア)drives(イ)drive(ウ)does drives(エ)is
drive(運転する)で、heは3人称単数なので動詞にsがつきます。よって(ア)drivesが正解です。
3. Does she play the piano. (彼女はピアノを弾きますか。)
No, she ( ).(いいえ、弾きません。)
(ア)isn’t (イ)is (ウ)don’t (エ)doesn’t
Doesで聞かれる疑問文への答え方は、「はい」ならYes, 主語 does. 「いいえ」ならYes, 主語 does not.となります。この場合、does not、短縮形doesn’tですので、(エ)が正解です。
4.( ) you like baseball?(あなたは野球が好きですか。)
(ア)Are(イ)Does(ウ)Do(エ)Is
疑問文はDo/Does+主語+動詞 ~ 文末?となります。youは3単現ではないのでDoを使います。したがって(ウ)Doが正解です。
5. He( ) a his car.(彼は車を洗いません。)
(ア)don’t washes(イ)doesn’t wash(ウ)washes(エ)wash
通常の文なら主語がheなので3人称単数現在のsを動詞につけますが、否定文なのでdoes not+動詞の原形です。doesと動詞のsが重複しないように注意しましょう。よって(イ)doesn’t washが正解です。
まとめ
いかがでしたか。一般動詞の基本について分かったでしょうか。動詞のポイントは1つの文章に対して1つの動詞ということでした。
また、一般動詞は3人称単数現在形の場合、動詞にsがつくこと、sのつけかたにはいくつか種類があることも学びました。
be動詞の回と同じで3人称の~と考えるより、IとYouは動詞そのまま、それ以外は主語が単数ならsをつける、複数ならそのままとシンプルに考えましょう。
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