学校推薦型選抜(旧:公募推薦)について解説(MARCHを中心に)

推薦入試の仕組みが変わり呼び方も一新されました。その名も「学校型推薦選抜」です。

 

たなか君
たなか君
はっ!なにそれ?どうせ何も変わらないんでしょ

 

実は、公募推薦という名称から学校型選抜という名称の変更に伴い従来と変わった点があります。具体的にMARCHを中心にみていきたいと思います。

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学校型選抜とは

学校型選抜の概要

学校型選抜というのは、高校における生徒の勉強や課外活動、スポーツなどの成果を評価して、出身高校の校長が大学に当該生徒を推薦するという形をとります。

 

この校長の推薦を得るためには、学習成績を記した調査書の評価が一定値以上であることや浪人生ではなく現役生だけであるなど様々な条件が課されていることが多いです。

 

この選抜は、「公募制」と「指定校制」に分類することができます。

 

公募制は大学が出している基準を満たした上で、推薦さえ得ることができれば出願できるということで、大学が指定した高校からしか学生を取らないという指定校制とはちがいます。

 

指定校というシステムは、私立大学が大多数であり、国公立大学ではほとんど行われていません。一方で公募制は、ほとんどの国公立大学でも採用されています。

 

最近では東京大学や京都大学といった難関国立大学でも、この形式の入試を取り入れるようになっており、かなりの程度の広がりを見せています。

 

学校長の推薦を得て出願して合格した者は、その大学に必ず入学しなければならないという制約を設けている大学が多いです。

 

最近では、併願することができるところも増加する傾向にありますが、合格すれば、出願した大学に入学しなければならないのが普通であります。

国公立入試

国公立大学においては、非常に定員が少ないことがほとんどであり、成績基準なども非常に厳しい傾向があります。

 

さらに、医学部においては、地域に一定数の医師を確保するため出願者の出身地域や卒業後を考慮した地域性重視のものが行われています。

私立入試

私立大学では、国公立大学に比べて、推薦入試がかなり一般的になっており全入学者の4割程度がこの推薦型入試によって合格した人であるというほどになっています。一般入試と並ぶほどメジャーになってきているということができます。

 

国公立大学ほど学習成績の高さを求めないということもほとんどです。

 

さらに特色として、スポーツなどに優れた学生を確保するために高校時代のスポーツの実績を選抜の基準とする「スポーツ選抜」、課外活動や社会貢献活動に熱心な学生を入学させる「課外活動選抜」、英検など語学の資格や簿記などの資格を持っている学生を優先的に選抜する「有資格者推薦」など学習成績だけではない、いろいろな角度からの学校推薦型選抜が行われています。

学校型選抜の受験時期と出願時期

試験の行われる時期と出願期間について一般的なところを説明していきます。

 

国公立大学では、出願時期が入試形態によりかなり変わってきます。共通テストを課す大学では12月の中頃までに出願を行い、大学での試験日は1月下旬となる大学がほとんどです。

 

一方、共通テストを課さない大学では11月上旬が出願の締め切りとなり、試験は11月下旬から12月中に行われるような日程となっています。

 

国公立大学では、共通テストを課す場合と課さない場合とでかなり日程が違ってきますので、よく注意して募集要項を読む必要があります。

 

私立大学では、一般的に11月中頃が出願時期として設定されており、11月~12月にかけて試験が行われます。

 

このように、国公立大学と私立大学では出願時期に差がありますし、国公立大学でも共通テストを課すところと課さないところでも差が出てきますので、受験したい大学の出願時期がいつになっているのかについて募集要項をしっかりと読んでおくようにしましょう。

 

推薦書をはじめ、いろいろな書類をそろえなければなりませんので、なるべく早く受験する大学を決めて、受験に向けて動き出す必要があります。

学校型選抜の入試方法

学校推薦型選抜の入試の方法について説明していきます。

 

ほとんどの大学では、小論文と面接が入試科目として課されています。自分で問題意識を持ちどのように解決策を導くのかということが小論文でも面接でも重要な合否を分けるポイントとなってきます。

 

さらに、出願時に提出される志望理由書、学習計画書などが審査の対象となります。大学での入試だけではなく、受験生自身が書く志望理由書なども重要な選考資料になりますので、出願前から実質的には試験は始まっているといっても過言ではありません。

 

さらに、最近では面接と小論文だけではなく、共通テストをはじめとして、学力試験を課す大学も大学入試改革によって増えてきています。

 

さらに、単に小論文といっても専門的な知識を必要とされるような内容のものも、これから増えていくものと考えられています。

 

これまでの推薦入試よりも専門性が増してきて、その分、勉強しなければならない量も増えるというのが、これからの学校推薦型選抜の入試の傾向であると思われます。

 

成績は学校長の推薦によって担保されているだけに、そこからどのように自分だけの持っている特色を大学側にアピールしていけるかどうかが、これからさらに強く求められるようになるものと思われます。

参考資料

大学名学部募集人員評定種別選考方法出願期間入試日合格発表
青山学院大学経済学部若干名4.0学校推薦型選抜書類

面接

小論文

11/1~11/411/2312/7
中央大学法学部443.0学校推薦型選抜書類

面接

小論文

11/2~11/912/712/11
法政大学文学部

地理学科

10総合型選抜書類

面接

9/29~10/91次

書類

2次

11/22

1次

11/6

2次

12/1

立教大学理学部

数学科

2名程度総合型選抜書類

面接

小論文

9/23~10/11次

書類

2次

11/14

1次

10/27

2次

12/1

明治大学理工学部応用化学科9総合型選抜書類

面接

9/15~9/1810/3111/17
関西大学システム理工学部数学科2学校推薦型選抜書類

面接

数学

11/2~11/611/2212/1
関西学院大学文学部若干名総合型選抜書類

面接

小論文

9/15~9/231次

10/4

2次10/17

1次

10/9

2次

11/2

同志社大学理工学部工業科14.3学校推薦型選抜書類

面接

小論文

11/2~11/611/2112/11
同志社大学文学部英文学科104.0学校推薦型選抜書類

面接

小論文

11/2~11/612/1212/18
立命館大学国際関係学部

国際関係学科

5総合型選抜書類

小論文

1次

9/15~9/18

2次

10/9~10/15

1次

書類

2次

10/18

1次

10/9

2次

11/2

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

みなさんの進路の参考にしてください。

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コメント

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