世界のバイオームについて入試問題付きで解説します!【生物基礎】

地球上には様々な生物の集まりが見られます。

 

今回の記事では、そのような生物のまとまりについて書いていきます。生物のまとまりは、バイオームといいます。

 

世界にはどのようなバイオームがあるかをまとめます。日本については「日本のバイオームについて入試問題付きで解説します!【生物基礎】」があるのでこちらを読んで下さい。

日本のバイオームについて入試問題付きで解説します!【生物基礎】
日本に見られるバイオームにはどのようなものがあるでしょうか。日本は、どこでも十分な降水量があります。 そのため、大体は各地には気温に応じた森林のバイオームが広がっています。入試問題では日本の垂直分布や水平分布についての問題が出ることがありま...

入試では、バイオームは図で出題されることが多いです。またこの記事の最後には、実際の入試問題がついています。是非最後まで、記事を読んで理解度を問題で確認してみてください。

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バイオームとは

地球上には様々な環境があります。

 

一年を通して気温が高いところや、四季があるところなど、地域によって気候の特徴は様々です。

 

地域の植生とそこに生息する動物などをまとめた生物のまとまりをバイオームといいます。

気候とバイオーム

気温とバイオームの関係

降水量が十分にある地域において、気温に注目してバイオームの変化を見てみます。

 

気温が高い方から低い方に向かって

熱帯多雨林 → 亜熱帯多雨林 → 照葉樹林 → 夏緑樹林 → 針葉樹林

と変化します。

降水量とバイオームの関係

 

降水量に注目して年平均気温が年平均気温が高い熱帯でのバイオームの変化を見ます。

 

すると、降水量が多い方から少ない方に向かって

 

熱帯多雨林 → 雨緑樹林 → サバンナ → 砂漠

と変化します。

気温・降水量とバイオームの関係

気温とバイオームの関係は、右上から左下にかけて並んでいます。降水量とバイオームの関係は、右上から右下にかけて並んでいます。

 

この図は良く入試問題に出るので、覚えておきましょう。

森林のバイオーム

気温が比較的高く、降水量の多い地域では樹木が育ち、森林ができます。

 

熱帯多雨林

年平均気温がおよそ20度以上で、年間降水量が多い一年を通して温暖な地域には、熱帯多雨林が発達します。

 

高木層は、50mに達するものもあります。何層にもわたる階層構造になっています。

亜熱帯多雨林

一年中降水量の多い亜熱帯の地域には、亜熱帯多雨林が広がります。

 

熱帯多雨林よりも、やや木の背は低いです。森林を構成する樹種数も少ないです。

熱帯や亜熱帯の河口付近には、マングローブ林がみられます。

雨緑樹林

熱帯・亜熱帯で雨季と乾季のある地域に分布するのが雨緑樹林です。

 

雨季に葉をつけ、乾季に落葉するチークなどの落葉広葉樹が優占種といいます。

照葉樹林

照葉樹林は、温帯の中でも年平均気温が比較的高い暖温帯に分布し、常緑広葉樹からなります

 

葉の表面にはクチクラ層が発達し、光沢があって艶が見られます。

 

優占種はシイ類、カシ類、タブノキなどです。

夏緑樹林

 

夏緑樹林は、温帯の中でも年平均気温が比較的低い冷温帯に分布します。

 

冬に落葉するブナ・ミズナラ・カエデ類などの落葉広葉樹が優占種となります。

 

冬に葉を落とすことで、無駄なエネルギー消費を抑え、冬の低温・乾燥に耐えるように適応しています。

硬葉樹林

硬葉樹林は、温帯の中でも夏に乾燥し、冬に雨の多い地域に分布します。

 

厚いクチクラを持ち、硬くて小さい葉をつけます。優占種は、コルクガシ・オリーブ・ゲッケイジュなどです。

針葉樹林

針葉樹林は、亜寒帯に広がるバイオームです。常緑の針葉樹からなります。

 

森林を構成する樹種は少ないです。優占種はトウヒ類やモミ類です。

 

場所によっては、落葉性のカラマツ類も見られます。

草原のバイオーム

気温は比較的高いが、降水量が少ない地域には草原が分布します。

 

サバンナ

サバンナは、熱帯・亜熱帯で年降水量が少ない地域に分布する草原です。

 

乾燥に適応したイネ科などの草本が草原を作ります。アカシアなどのトゲのある低木が点在しています。

 

このバイオームには、キリンやシマウマなどの植物食性動物と、ライオンなどの動物食性動物が多く生息します。

ステップ

ステップは、降水量の少ない地域や放牧の盛んな地域に広がる草原です。

 

優占種は、イネ科の草本です。

 

草本がお花畑を作る場所もあります。

荒原のバイオーム

気温が極端に低い地域や、降水量が極端に少ない地域では荒原になります。

 

ツンドラ

ツンドラは、極地に近い地域などの極端に気温の低い地域に分布します。

 

多くの植物は生育できません。

 

永久凍土の土壌の上にコケ植物、地衣類などがまばらに生えます。

砂漠

砂漠は、熱帯や温帯で降水量が極端に少ない地域に分布します。

 

ごくまばらに、サボテンなどの多肉植物が生えます。

 

動物は夜行性のものが多いです。

入試問題にチャレンジ

【問題】

極相となるバイオームは、主としてその地域の気温と降水量とによって決定される。図はバイオームと気候との関係を模式的に示している。〔センター試験対策問題集 北里大2003〕

(1) 図の横軸の目盛りⅰ~ⅹは年平均気温を5℃ごとに示している。0℃に相当する目盛りを次の①~⑥から選べ。

  • ① ⅰ
  • ② ⅲ
  • ③ ⅳ
  • ④ ⅴ
  • ⑤ ⅵ
  • ⑥ ⅶ

年平均気温の最大値は30℃です。順次数値を当てはめていくと、0 ℃はⅳの目盛りだとわかります。

(2) 図のa~hに当てはまるバイオームを次の①~⓪からそれぞれ選べ。

  • ① 雨緑樹林
  • ② 夏緑樹林
  • ③ 硬葉樹林
  • ④ 砂漠
  • ⑤ サバンナ
  • ⑥ 照葉樹林
  • ⑦ 針葉樹林
  • ⑧ ステップ
  • ⑨ ツンドラ
  • ⓪ 熱帯・亜熱帯多雨林
a ⑨ b ⑦ c ② d ⑥ e ⓪ f ⑤ g ⑧ h ④
右上から左下に向かって、熱帯多雨林 → 亜熱帯多雨林 → 照葉樹林 → 夏緑樹林 → 針葉樹林となっています。
右上から右下に向かって熱帯多雨林 → 雨緑樹林 → サバンナ → 砂漠となっています。草原の、サバンナ・ステップは隣に並んでいると覚えましょう。荒原も、砂漠とツンドラは隣に並んでいます。

まとめ

・ 森林には、熱帯雨林亜熱帯雨林雨緑樹林照葉樹林硬葉樹林夏緑樹林針葉樹林がある。

・ 草原には、サバンナステップがある

・ 抗原には、砂漠ツンドラがある。

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