みなさん、こんにちは。今回は生徒を長年見てきて、教師視点からどういう生徒が成績が伸びてどういう生徒が成績が伸びないのか個人的に感じたことを述べさせてもらおうと思います。正直、同じ勉強量をしてきて生徒に差が出てくるのはどうしてだろうと考えることが多いです。
みなさんがもし勉強を一生懸命していても成績が伸びない場合、単純に結果がまだ出ないだけという可能性もありますが、成績が伸びないなりの理由があったりします。勿論、私の見たてが違うということもあると思いますが、皆さんにとっての成績向上の参考になればと考え記事にしました。
成績の伸びる子の特徴
成績が伸びる子の特徴ですが、もちろん一概には言えないのですがすごく素直な子供が多いです。別段、真面目であるとかいろいろとあるのですが、「~日までに○○ということをしなさい」という指示をすると、きちんと仕上げてきます。
教員サイドとしてはぎりぎり出来るかどうかの量を考えて指示を出すのですが、大体その通りに仕上げてきます。仕上げられない子は優先順位がきちんとできない、全てをきちんとしようして時間不足という結果に陥ります。優秀な子は適度に序列をつけて手を抜くところは手を抜くということがきちんとできています。
また、教員のアドバイスは客観的に見られていることからそれほど変な指示でもないはずなのですが、ついつい自己流に勉強をしてしまう人が多いです。
勿論、手の抜き方がおかしかったり変更を指示すると素直に聞ける子が伸びます。もっとも、全てに手を抜いてそもそも勉強しようとしない(大半はするべきという認識はあるみたいですが)子は論外として出来ませんが。どんな子も勉強なしに成績向上は不可能と言えるでしょう。
とはいえ、単純に素直だけだとなかなか伸びなかったりします。やたら教員のいうことを額面通りに受けて止めてしまい、教員=絶対になってしまって自分の頭で考えることを放棄した子はあまり伸びません。なぜ、その教員がそれを支持したのかなぜそれをやる必要が今あるのかをきちんと頭で組み立てることが大事です。自分の頭で勉強計画を立てることが大事でしょう。
また、教員の説明を自分の言葉にかみ砕くことができる子も大いに伸びます。物事を理解するというのは自分の頭で考えるので下手に丸暗記しようとするのではなく、自分の頭でその物事を言語化してそれが正しいかどうか理解に努める子も伸びていきます。
さらに、むやみに授業中やテスト中に寝ない子も伸びていきます。模試や試験で学力の低い子は試験時間ずっと集中することができず寝てしまいます。そしてそれは普段の授業態度にも表れることが多く普段からよく寝ている子は成績がなかなか伸びない子が多いです。
授業中寝ないのは当たり前ですが、自分ができる分野ならともかくそうでない場合には素直に授業を受けておいて内容を理解することは成績向上に必須だと思います。
内職は悪か?成績優秀者の実情
授業中に教員に怒られる典型として内職活動があります。課題が追いつかないので仕方なしに、授業の内容がやったところなのでつまらない、など様々な理由があります。
私、個人としては(くれぐれも教員としてではないです。個人的見解としてです)、時間を有意義に過ごすために内職は授業妨害にならない限りは積極的にやっても良いと考えています。成績優秀者の大半は授業を聞かずに内職をしているよう思われます。これも自分の頭で考えて勉強計画を立てるに繋がりますね。
受験にせよ真の教育目的を追求するにせよ、成績という点数による結果を追求する以上は自分の時間を最大化にする必要があるので有意義に時間を使用するために内職もありと思います。
ただ、堂々と内職をして周りの授業を聞こうとしている人間のやる気をそいではいけないのでやるときはコッソリと良くないことをしているのだというアピールをしておけば教師も見逃してくれることもあるでしょう。(しつこいようですがあくまでemitaの個人的意見です)
成績優秀者がもつ一番大事なこと
以上、色々と特徴を述べてみましたが、一番大事なのは継続が出来る子が最終的に勝っていきます。ウサギと亀の話ではないですが、勉強がどんなにできなくとも、自暴自棄にならず冷静に対応できる子が受験で最終的に勝っていきます。
結局、自分の頭で考えると成績向上には継続が一番だというのが分かる筈なので素直に自分の頭で考えて勉強を継続する生徒が成績を向上させることが容易だと言えるでしょう。
受験勉強をする中で、自分より勉強のできる他の生徒と比べて自分の不甲斐なさやモチベーションが下がることがあると思いますが、他の人の状況がどうあれ大事なのはみなさん自身の人生です。比較することなく自分の勉強を頑張っていきましょう。みなさんにとって成績を向上させて目標に合格することを心より願っています。
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