今回は「なぜ」「どうして」という意味の表現について学びます。
大事な分野ですが、知らない方も多くいますのでしっかりと理解をして他の英語学習者に差をつけていきましょう。
パターン①「why」
まずは「why」からです。こちらは完全に中学校レベルの表現で、知らない方も少ないのではないかと感じます。
念のため例文をみてみましょう。
Why did you go to the school?(あなたは何故学校に行ったの?)
「why」が「なぜ」という意味の疑問詞になっていて、文頭に配置し、直後を疑問文の語順にすることで「なぜ?」と尋ねる疑問文が完成します。
あまりに基本的な内容なのでしっかりと理解をしておきましょう。
パターン②「how come」
次は「how come」という表現です。こちらは「why」より知らない人が多いため、是非覚えておきましょう。
How come you went?(あなたはなんで行ったの?)
以上が例文になります。まずは訳出が「なんで」となっていることに着目をしましょう。
「なぜ」よりもフランクな感じで、柔らかい物言いになっているというニュアンスは抑えておきましょう。実際の英会話の場面などでも役に立つ知識になりますよ。
「why」との決定的な違いは後ろの文章の形です。先ほどの「why」は疑問詞であり、直後の文章が「did you」と疑問文的な語順になっていましたね。
しかしながらこちらの表現は「how」を使っていながら、後ろは「you went」と平叙文と同じ形になっています。
この決定的な差には是非注意をしておきましょう。
しかし「how」も疑問詞であり、平叙文の形を取ることに違和感を感じられる方も多いのではないでしょうか。
これはこの表現の始祖の形を覚えておけば理解されます。
元来「how come」の表現は
パターン③「what」を用いる
最後に紹介するのは「what」を用いた表現です。意外ながらこちらを用いても「なぜ」という表現が可能です。
「なぜ」「どうして」の表現の演習問題
それでは、今回学んだ「なぜ」「どうして」の表現の問題を解いてみましょう。しっかりと考えて理解を定着させましょう。
1.同じ意味になるように選択肢から正しいものをえらんで文章を完成させましょう。
( )( )him so angry at that time?(どうして彼はその時そんなに怒ったのですか?)
(ア)What made (イ)How come (ウ)Why are(エ)Why were
(イ)needs to be mended
want 動詞ingは受動態の意味を持つので、to動詞に置き換えるならば、受動態にする必要があります。want toでは意味がことなるのでneed to be 過去分詞の受動態で置き換えます。三人称単数なのでneedsにすることも忘れずに。よって(イ)needs to be mendedが正解です。
2.同じ意味になるように選択肢から正しいものをえらんで文章を完成させましょう。
( )( )you are dressed up today?(なんで今日は服を綺麗にしているの?)
=The car ( ).
(ア)What made (イ)How come (ウ)Why are(エ)Why were
受動態の意味を持つneed repairingの英文を作ります。主語が三人称単数なのでneedsにしますので(イ)This computer needs repairing.が正解です。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
「なぜ」「どうして」という表現は三種類しっかりと覚えておきましょう。後ろの形などに注目をすることが必要です。
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