仮定法「I wish」について解説!「If only」との違いもわかりやすく!(問題演習あり)【英文法】

今回は仮定法単元の「I wish」という意味の表現、そして言い換えの「If only」について学びます。

 

細かい知識でもあるのですが、テストでも頻出の知識なので是非覚えておきましょう。

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「I wish」の使い方は?意味は?

まずは「I wish」という仮定法表現の使い方と意味を覚えていきましょう。

まずは意味なのですが、大前提の仮定法という単元と「wish」の意味を踏まえて考えましょう。

「wish」は希望するというニュアンスがあり、仮定法と言うことで「~だったら良いなあ」というのが基本の意味です。まずはこちらをしっかりと頭に入れておきましょう。

wishの後ろには「過去形」あるいは「had 過去分詞」という形が続きます。例文でしっかりと確認をしましょう。

I wish I was a teacher.(私は先生だったら良かったなあ)

まずこちらは前者の「過去形」がきているパターンです。こちらは「今、先生だったら良かったなあ」という現在の希望を表しています。

過去形を使っていながら、現在の話をしているという点で、注意をしておきましょう。

I wish I had been a teacher.(私は昔、先生だったら良かったのになあ)

こちらは後者の「had 過去分詞」が来ているパターンです。「been」はbe動詞の過去分詞ですね。

こちらは過去完了形と同じ形を取るということで、過去形を用いた表現より、さらに昔の話になってきます。

そのため「昔~だったら良かったのになあ」という意味になってきます。

現在の話にせよ、過去の話にせよ、根幹にあるニュアンスは「~だったら良いなあ」です。

まずはこの「I wish」の基本情報を抑え、その言い換えたる「If only」との違いなどについて、しっかりと学習をしていきましょう。

「If only」の言い換えや違いについて

I wishの言い換えの代表格として「If only」を抑えておきましょう。これが今日の主題になります。

他にも「I would rather」のような言い換えもありますが、2語での言い換えとなった場合、「If only」を使用できる引き出しを用意しておきましょう。使い方としては大きな違いはありません。

「If only」の後ろにSVという形が連続していくという点をしっかり押さえましょう。

If only I was a teacher.(私は先生でさえいればなあ)

こちらは「was」という過去形を使っており、「I wish」とも使い方は大きな違いがありません。「I wish」なら「I」の部分が主語になっていたのですが、こちらは後ろに主語と動詞をしっかりと用意しましょう。

If only I had been a teacher.(私は昔、先生でさえいれば良かったのになあ)

「had 過去分詞」を用いたこちらも、使い方的には何ら変わりありません。

しかし日本語訳を見た時に、違和感を感じた方も多いのではないでしょうか。そうです。「only」を使用した場合「さえすれば良かったのになあ」という意味になっています。

これは「only」の「~だけ」というニュアンスが大きく寄与しています。「さえすれば良かったのになあ」
という意味ということで、普通の「I wish」で表す願望表現よりも、さらに強い願望を表すことがわかります。
使い方などには大きな差異はありませんが、意味合いで願望の強さがあるという点は非常に大きな違いです。
この点は読解問題などで知っているとニュアンスが感じ取られて、非常に読みやすくなるので、ワンランク上の英語学習者になるためにも是非抑えておいていただきたいテーマになっています。

「I wish」「If only」仮定法表現の演習問題

それでは、今回学んだの表現の問題を解いてみましょう。訳出問題が中心ですが、注意すべきは「過去形」と「had 過去分詞」の区別。そして「only」の存在です。

Q.日本語訳をせよ。

1.I wish I studied English,I speak more.

私が英語を勉強すれば、もっと話せるのになあ。
「studied」は過去形なので、現在の話になっています。

(イ)needs to be mended
want 動詞ingは受動態の意味を持つので、to動詞に置き換えるならば、受動態にする必要があります。want toでは意味がことなるのでneed to be 過去分詞の受動態で置き換えます。三人称単数なのでneedsにすることも忘れずに。よって(イ)needs to be mendedが正解です。

 

2.I wish I had studied English,I speak more.

私が英語をもっと勉強していたら、もっと話せるのになあ。
「had studied」が過去完了の形を取っています。昔の後悔をしている。

 

3.If only I had a wing,I could fiy.

私は翼を持っていさえすれば、空を飛べるのになあ。
「only」で「~しさえすれば」。また現在の話。

 

4.If only I had had a wing,I could have flown.

私がもし昔に翼を持っていさえすれば、空を飛べたのになあ。
「had 過去分詞」。後ろの部分も昔の形になっています。

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございました。

過去形と過去分詞系の違い、そして「only」の根幹の意味をしっかり覚えて、区別をして理解をしていきましょう。

より詳しく、問題演習をしたい人は「全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)」か「Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服」をご利用ください。

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