みなさん、こんにちは。今回は英文法の比較の単元の構文の続きクジラ構文(no more~ than = not any more than)を解説します。また、比較の応用知識である原級や比較級を使って最上級を表現したり、言い換え、書き換え問題に対応する方法を勉強します。
例えばthan any otherやnot as ~as はどんな言い換えができるかご存じでしょうか…。比較の構文は他の言い回しに言い換えることができるものが多く、それだけ書き換え問題等、試験にも出やすいので例文をみながらしっかり理解していきましょう。
比較級の基本から学びたい人は「 高校英語の比較級の問題を総合解説!(prefer toやsenior toなどの比較表現や倍数表現も含む)【英文法】」前回の比較の構文・慣用表現を復習したい人は「高校英語の比較 重要構文・慣用表現を解説!(no more than, no less thanやas far as, as long asの違いなど)【英文法】」で確認してくださいね。
今回の記事を読んだらわかること・比較の構文いわゆる「クジラ構文」がわかる
・原級、比較級を使った最上級の表現(言い換え・書き換え)がわかる
比較 クジラ構文とは(no more… than, not any more than)
俗にクジラ構文と呼ばれる構文がありますが、これはたとえにクジラが良く使われるからです。早速例文を見てみましょう。
・A whale is no more a fish than a horse is (a fish).
馬が魚ではないのと同様にクジラも魚ではない。
[ A no more …than B ]は「Bが…でないのと同様にAも…でない」という意味です。
前回学んだno more thanと見分けるコツは、no more than がくっついていたら「たったの~わずか~しか」の構文ですが、no more とthanの間に名詞が入っていればクジラ構文です。
比較で何度もお伝えしてきましたが、noが否定、moreが肯定なので、否定×肯定で否定の意味をあらわす文になりますのでその点も注意です。
そして今回も例にもれず、no moreの文がきたらno lessも一緒に覚えましょう。
・Kathy is no less a good singer than her sister is.
キャシーは妹と同様に歌を歌うのがうまいです。
こちらはno否定、less否定で、否定×否定=肯定ですね。したがって、[ A noless …than B ]は「Bが…であるのと同様にAも…だ」という肯定文になります。
クジラ構文は受験の際の和訳問題で頻出ですので、ぜひ覚えて攻略しましょう。
原級・比較級を使って最上級をあらわす
言い換え問題や書き換え問題にもよく出ますので原級、比較級を使って最上級の意味をあらわす方法を確認しましょう。
no (other), any other 編
nothing, anything 編
nobody, anybody 編
比較の原級・比較級を使って最上級をあらわす(言い換え・書き換え)まとめ
今回は原級や比較級を使った最上級の表現について学びました。試験に頻出なのでしっかり覚えたいですね。
no, not, nothingが似ていたり、書き換えの際は主語に置いた言葉の位置が変わったり少し難しいですが、何度も復習して自分のものにしましょう。
また、 A no more …than Bのクジラ構文についても学びました。試験の和訳に頻出なのでこちらも理解を深めたいですね。前回構文・慣用表現で学んだ3つの語がくっついたno more thanとは訳が異なってきますので見極めをしっかりおこないましょう。
前回の構文・慣用表現を復習したい人は「高校英語の比較 重要構文・慣用表現を解説!(no more than, no less thanやas far as, as long asの違いなど)【英文法】」でおさらいしてくださいね。
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