人間活動と生態系の保全について入試問題付きで解説します!

人間の活動と生態系を関連づけた話は、頻出です。また、社会科などとの関連でも一部出題されます。

 

この記事では、人間活動と生態系についてわかりやすく解説していきたいと思います。

 

記事の最後には、演習問題があります。是非最後まで読んで、理解したか確認してみてください。

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外来生物

もともとその生態系にいなかった生物外来生物といいます。

 

外来生物には、つれてこられた先の生態系に定着して生態系のバランスを崩しているものがあります。

例えば、ブルーギルやブラックバスなどの魚です。

 

これらは、何でもよく食べ、繁殖力が強いので大量に増えました。ブラックバスやブルーギルなどは、元いた生物を捕食して個体数を減らしてしまうなどの問題を起こしています。

 

特定外来生物

日本では2005年に、外来生物法が施行されました。この法律では、生態系・人類の生命・農林水産業などに被害を及ぼす外来生物を、特定外来生物として指定します。

 

特定外来生物は、輸入や栽培・飼育が規制されています。

 

例として、ジャワマングース・ウシガエル・アレチウリなどが挙げられます。

森林の伐採

世界の森林は、減少しています。熱帯林の減少の主な原因は、森林伐採や焼畑などです。

 

大規模な伐採などは、生態系のバランスが乱れ中々回復しません。

 

熱帯林が減った結果、生き物たちは住処を失ってしまいます。こうして生物が絶滅し、生態系の多様性が失われていきます

生物濃縮

生物が、外から取り込む物質の中には代謝が難しく、体の外に出にくいものがあります。

 

そうして、生物の体内に蓄積してしまう物質があります。

 

そのような物質が蓄積した生き物を食べることで、食べた生物の体に物質がさらに蓄積していきます。

 

このように、食物連鎖を通じて特定の物質が体内に入り、物質が高濃度で濃縮されることを、生物濃縮といいます。

 

特に脂肪に溶けやすい、DDTなどの物質は生物濃縮を起こしやすいです。

生態系の保全

生態系の回復や保全に向けた取り組みを、私たち人間は行っています。

 

地球温暖化の防止

地球温暖化を防止するため、化石燃料の使用料を減らす取り組みを世界で行っています。

 

省エネルギー技術や、再生可能エネルギーの開発をすることで、地球温暖化を防止しようとしています。

干潟の生態系の保全

干潟を失うと、水の浄化作用が失われてしまいます。そして、海水中に栄養が多くなってしまいます。これを富栄養化といいます。

 

結果として、アオコ赤潮と呼ばれるが起こります。近年は干潟の保全について注目されるようになりました。

入試問題にチャレンジ

【問題】人間生活と生物に関する次の問いに答えよ。

 

問1

人類は産業を発達させ、近年、地球環境に大きな影響を与えるようになった。人間の活動がもたらした現象に関する記述として、誤っているものはどれか。

 

次の①~⑥から2つ選べ。

 

  • ① 化石燃料の大量消費により地球が温暖化し、生物の分布域が変化する。
  • ② 二酸化炭素の放出によってオゾン層が破壊され、皮膚ガンの増加が懸念される。
  • ③ 排気ガスの増加により、酸性雨が発生し、森林が衰退する。
  • ④ 化学肥料や生活排水の大量流入は、湖沼や海での富栄養化を引き起こし、プランクトンが大発生する。
  • ⑤ 過剰な放牧や農耕で土壌が流失し、作物生産が減少する。
  • ⑥ 熱帯多雨林は、伐採などにより減少しているが、再生力が強いので生物の多様性は維持される。

 

問2

生態系の中で、生物は食べたり、食べられたりする一連のつながりをもっている。

 

この過程で、ある種の物質の濃度は高次消費者の体内で急速に高まっていく場合があり、これを生物濃縮という。

 

その結果、人間にまで影響が及んだ化学物質の例として有機水銀、カドミウム、PCBなどが知られている。

 

次のPCBの生物濃縮の例に関する記述として,誤っているものを次の①~④から1つ選べ。

海水 0.00028 → プランクトン 48  →  イワシ 68 →  イルカ 3700

(数字は試料1トンあたりに含まれるPCBのミリグラム数)

 

  • ① 高次消費者ほど濃度は高くなるので、重大な影響が出ることがある。
  • ② 高次消費者に移るときの濃度上昇の割合は、ほぼ一定である。
  • ③ 高次消費者ほど濃度が高いのは、体外に排出されにくいからである。
  • ④ 高次消費者ほど寿命が長く、蓄積される濃度が高い。

 

問4

日本には、人間の活動を通して侵入した外来生物が多数いて、在来の生態系にさまざまな影響を与えていることが知られている。

外来生物を次の①~④から1つ選べ。

 

  • ① ニホンザル
  • ② ブルーギル
  • ③ カンサイタンポポ
  • ④ ホンドリス

 

(センター追試2000)

【解答】

問1 ②・⑥

②は、二酸化炭素の放出の結果起こるのは、オゾン層の破壊ではなく地球温暖化です。

⑥は、森林伐採のスピードに森林の再生力は追いついていません。

一度伐採すると、土壌が流出し砂漠化が進行しやすいです。

 

問2 ②

濃度上昇の割合は、ほぼ一定ではなく各段階の濃度上昇率はばらばらです。

 

問3 ②

ブルーギル北アメリカ原産の外来生物です。

 

まとめ

・ 外来生物とは、元々はその生態系にいなかった生物のこと。

・ 熱帯林の減少の主な原因は、森林伐採や焼畑

・ 生物濃縮とは食物連鎖を通じて特定の物質が体内に入り、物質が高濃度で濃縮されること。

 

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