古代ギリシア・ローマからルネサンスまでの哲学・思想史【世界史B】

文化史

こんにちは。今回は世界史Bの古代ギリシア、ローマといった古典時代の文学から中世ヨーロッパやルネサンス期までの哲学についてまとめます。

 

様々な文化が生まれた古代ギリシアで、ひときわ発展したのが哲学でした。中世に入ると、キリスト教の神学研究が盛んになります。ルネサンス期には近代哲学が芽生えます。

今回の記事のポイント・自然哲学が発展したのはイオニア地方。ペルシア戦争でも出題されます

・アテネ哲学の3人は暗記必須。3人の違いについてもしっかり把握しましょう

・ストア派の禁欲主義とエピクロス派の快楽主義を逆に覚えないこと

・神学の出題ポイントはスコラ学とトマス=アクィナス

・ロジャーとフランシスコ、二人のベーコンを混同しないこと

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古代ギリシアから古代ローマまでの哲学史

(ソクラテス:wikiより)

小アジアのエーゲ海沿岸をイオニア地方といいます。イオニア地方にはギリシア人が作り上げた多くのポリスがありました。この地で、自然を対象とした自然哲学が誕生します。

万物の根源をどのようなものだと考えるかについて、タレス、ピタゴラス、ヘラクレトス、デモクリトスらが持論を展開しました。これに対し、万物の尺度は人間だと唱えたのがプロタゴラスです。下の一覧表は必ず覚えましょう。

 

哲学の奔流となるのはアテネで生まれたアテネ哲学です。客観的な心理や無知の知、知徳合一などを説いたソクラテス。哲人政治を説き、理想形である「イデア」を追い求めたプラトン。現実主義的で中庸の徳を説いたアリストテレスらによってアテネ哲学は高められました。

 

ヘレニズム時代からローマ時代にかけて発展したのがストア派エピクロス派です。特にストア派の哲学者たちは政治の面でも活躍します。

 

ネロの師として知られたセネカや皇帝にして哲学者だったマルクス=アウレリウス=アントニヌスなどが政治面でも活躍したストアは哲学者の代表です。ストア派と対になって出題されるのがエピクロス派。禁欲主義のストア派と快楽主義のエピクロス派ですよ。

中世ヨーロッパからルネサンスまでの神学・思想史

(トマス=アクィナス :wikiより)

中世に入ると、キリスト教の影響力が絶対的なものとなります。そのため、思想・哲学的なものは全てキリスト教に関連するものとなりました。

キリスト教について研究する学問は神学とよばれます。中世ヨーロッパにおいて、神学は学問の中心となりました。トマス=アクィナスの「哲学は神学の婢(はしため)」という言葉は、神学が至高の地位を占めていることをはっきり表しています。

 

神学のための哲学として発達したのがスコラ学です。キリスト教の教義をアリストテレス哲学などにより理論家・体系化することを目指しました。

 

スコラ学の中で論じられたのが普遍論争です。論争の詳細は省きますが、信仰が理性に優先するという実在論と理性が信仰に優先するという唯名論の争いが普遍論争です。信仰優先の実在論と理性優先の唯名論の争いだと理解しておけば、大概の問題は解けます

 

普遍論争に決着をつけたのがトマス=アクィナスでした。トマス=アクィナスは「神学大全」を著して、信仰も理性も両方とも大事であるとして、信仰と理性の統一をはかります。

 

ルネサンス期に入り、人間中心主義が唱えられると神学発達以前のギリシア・ローマの哲学が盛んに研究されます。経験を重視するフランシス=ベーコンの考えは近代哲学の道を開きました。

まとめ

西洋哲学はギリシアから始まりました。人々の在り方や万物根源を探求する哲学は、すべての学問の基礎となる論理性を鍛えます。特に、イオニア地方の自然哲学とアテネ哲学はよく出題されますよ。

 

中世に入ると、哲学は神学研究に利用されました。中世神学の中心はトマス=アクィナスが大成させたスコラ学です。哲学が神学から独立するのは、近代以降となりました。

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