疑問文について(疑問に思う『気持ち』を大事に!)【大学受験の英文法

講義・授業集

今回は、英文法でさまざまな疑問文を見ていきましょう。

 

まず、最初に覚えてほしいのは、疑問文の基本の作り方「主語よりも前にbe動詞や助動詞を持ってくる」です。疑問文は倒置でできている」と覚えてください

 

さて、疑問文と一言でいっても、Yes /Noで答えられる質問なのか、「何・誰・どこ」について聞くのか、「〇〇してもいいですか?」と許可を求める質問なのかなど、色々な形がありますね。

 

「覚えることがたくさんある…」と心配になるかもしれませんが、英語にはきちんとしたルール(法則)があるため、それさえ理解できれば、自在に疑問文を使いこなせるようになれます。

 

例文も用意しましたので、場面を想像しながら覚えていってくださいね。

また、例文が出てきたら、ぜひ「?」の気持ちを込めて音読してみてください。疑問文は「~ですか?」と相手に質問したい『気持ち』を表現するものです。語尾をやや上げて発音できていますか?

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基本の疑問文(be動詞、現在完了形、助動詞)―YesかNoか

Are you a student? (君は学生ですか?)―be動詞

Have you ever been to London? (あなたはロンドンに行ったことはありますか?)―現在完了形

Do you know a girl who can sing well? (上手に歌える女の子を知っていますか?)―助動詞

Can you speak English? (あなたは英語を話せますか?)―助動詞

 

疑問文は「~ですか?」など、相手に質問するときに使います。

上の例文では、〈V+S+~?〉となっていて、さっそく「疑問文は倒置でできている」の原則が見られますね。これから詳しく説明していきますよ。

 

まずは、be動詞、現在完了形、助動詞を使った疑問文をマスターしましょう。

これらの共通点はわかりますか?「倒置のほかにも共通点があるの?」そう、「Yes /No」だけでも返事ができてしまう疑問文です。

 be動詞

be動詞のおさらいをしましょう。まずは現在形です。

 

現在形過去形
単数形複数形単数形複数形
私(1人称)amarewaswere
あなた(2人称)arearewerewere
彼・彼女・それ(3人称)isarewaswere

 

疑問文をつくるときは倒置をする。この原則にもとづいて例文を作ってみましょう。

 

Am I your friend? (私は君の友人でしょうか?)

Are you happy? (あなたは幸せ?)

Is there still anything that love can do?(愛にできることはまだあるかい?)

Was I there? (僕はそこにいたかな?)

Were you a member of the club? (君はクラブのメンバーだったっけ?)

Was she in his neighborhood? (彼女は彼の隣人でしたか?)

 

be動詞は「主語(S)を説明する語句(形容詞句、名詞句、前置詞句、ing形、過去分詞形、to不定詞)を持ってくるための動詞」で、それ自体には意味はありません。

 

be動詞をあえて訳するなら「ある・いる・なる」がしっくり来る感じ。

 

現在形と過去形の「形の変化」をしっかり暗記しましょう。複数形(we, you, they)になると2人称の「are, were」だけ使えば済むので、ちょっと安心できますね。

 

現在完了形

続いて、現在完了形の疑問文をつくりましょう。現在完了形は以下の通り。

現在完了形過去完了形
単数形複数形単数形複数形
私(1人称)havehavehadhad
あなた(2人称)havehavehadhad
彼・彼女・それ(3人称)hashavehadhad

 

現在完了形は「①経験(~したことがある)、②継続(過去のある時点から今まで続いている)、③完了(過去から続けていたことが今終わった)、④結果(過去のある時点からの状態が今もなお続いている)」を表します。

 

つまりは、どんなときに現在完了形を使えばいいのでしょうか?

それは、過去と現在を結びつけたいとき」。過去のある時点から「今」をめがけて突き進むモーション、それが現在完了形です。

 

疑問文にすると、Have(has)+ 主語(S) + 過去分詞(-ed)~? の形になります。

質問には「Yes, 主語(S) + have(has).」または「No, 主語(S) + have(has)not.」で答えます。

 

① Have you ever seen him crying? ((今までに)彼が泣いているところを見たことはあるかい?)―経験

② Has he been alone since then? (彼はあれからずっとひとりぼっちだったの?)―継続

③ Have you finished your work yet?  No, not yet.(もう片付けたか? いや、まだだ。)―完了

(④ 結果の現在完了形で疑問文をつくることはあまりありません。)

 

ちなみに、ふつうの過去形を使った疑問文とは、こんなふうにニュアンスが違いますよ。

 

① Did you see him crying? ((あの時)彼が泣いてたのを見たかい?)

② Was he  alone?  ((あの時)彼はひとりだけでいたの?)

③ Did you finish your work? No,I didn’t. (片付けたのか? いや、しなかった。)

 

助動詞   

do(does), did, can, will, may, shall, shouldなどの助動詞を使った疑問文は、助動詞を主語(S)の前に持ってくるだけでOKです。

 

Can you keep a secret? (あなたは秘密を守れますか?)

Will you go to swim this summer? (今夏は泳ぎに行くつもりですか?)

Should I send the e-mail to him?(私、彼にメールを送るべきかしら?)

Must I study? (ぼく勉強しなきゃだめ?)

 

ちなみに、助動詞の役割を覚えていますか?

 

①do(does):一般動詞の疑問形・否定形のときに使う

②have(has):完了を表す(1-2参照)

③must, may, canなど:話し手の気持ち・意思を表す

 

このうち③を用いた疑問文は、敬語表現にもできます。第3章で詳しく説明しますので、まだあまり感覚がつかめていないという人も心配しないでくださいね。

 

WH疑問文ー何・誰・どこ・いつ・どうやって

WH疑問文は日常会話でとにかく多く使うので、しっかり理解しましょう。これは先ほどとは違ってYes/Noで答えられません。

 

「何・誰・どれ・いつ・どこ・どんなふうに・誰の・なぜ」と、具体的な情報を相手から引き出すときに使います。

 

疑問詞分類問う情報例文和訳
what疑問代名詞、疑問形容詞もの(何)What is this?これは何ですか?
who疑問代名詞人(誰)Who is the boy?あの少年は誰ですか?
when疑問副詞時(いつ)When do you start?いつやるの?
where疑問副詞場所(どこ)Where are you from?どこの出身ですか?
which疑問代名詞、疑問形容詞選択(どれ)Which do you like better?どちらの方が好きですか?
how疑問副詞方法(どうやって)How did he get that?どうやって彼はあれを手に入れたんだ?
whose疑問形容詞所有(誰の)Whose is this dictionary?この辞書は誰のもの?
why疑問副詞理由(なぜ)Why did you say that?どうしてあんな事を言ったの?

 

WH疑問文に対する回答は、「This is a pen. (これはペンです。)」や「I’m from Kobe. (私は神戸出身です。)」のように、具体的な内容になりますね。

 

さて、表の中に登場する「疑問代名詞・疑問形容詞・疑問副詞」とは何でしょうか?ひとつずつ見ていきましょう。

 

 疑問代名詞

代名詞の役割は、「名詞の代わりになること」です。

 

疑問代名詞は、what, who, which の3つです。そして、疑問代名詞には、主格(~が)・所有格(~の)・目的格(~を)が存在します。

 

このうち、whoだけが「格」に応じて変形します(what,  whichは、形は同じですが、格の変化そのものは存在します。見た目が変わらないだけ)。

 

疑問代名詞問う情報①    主格(〜が)②所有格(〜の)③目的格(〜を)
whatもの(何)whatwhatwhat
who人(誰)whowhosewhom
which選択(どれ)whichwhichwhich

 

ややこしい話は例文で理解するのが一番!変化があるのでわかりやすいwhoから理解していきます。

 

①主格who

 

・主語を兼ねる(誰がのS)

Who told you that story?  My dad did.(誰がその物語を君に教えたんだ? 私のパパよ。)

 

主格whoを使った疑問文は、「誰が(主語)」その動作をしたのかという、主語を尋ねる文章です。ちなみに主格の代表といえば、I, you, he/she, it, we, you, theyなどですね。

 

ここでwho は、疑問詞と主語の両方の役割を兼ねることになります。

 

ここでひとつ注意点です!

 

whoに限らず、『主語をたずねるWH疑問文』では、「主語(S)と助動詞の倒置は起こらないこれがルールです。

 

なぜかというと、「主語をたずねる疑問文」なので、文章の中に主語が存在していないから。「存在しない主語を倒置できるわけがない」ということですね。

 

さらに、主語(S)の役割を兼ねるWH疑問文は三人称・単数形になります。現在形の場合は、以下の「makes」のように、三単現の-sを動詞につけましょう。

 

Who makes the rule?(誰がそんなルールを作ったんだ?)

 

・補語として(誰なのか)

Who are they?  They are my friends.(彼らは誰だ? 僕の友だちだよ。)

 

They(主語)が「誰なのか(補語)」を尋ねているだけなので、倒置が起こっていますね。

 

②所有格whose

 

所有格とは、「その物の持ち主を説明する」名詞のことです。my, your, his/her, its, our, your, theirなどがそうです。

 

「誰のものか?」を問うwhoseの疑問文の回答は、所有代名詞mine, yours, him/hers, ours, yours, theirsで答えられると覚えておいてください。

 

・次に名詞をともなう場合(誰の〇〇か)

 

Whose umbrella is this? It’s mine. (これは誰の傘ですか? 私のです。)

 

Whose+名詞で、「誰の〇〇」というひとまとまりにできます。この場合、whoseは名詞を修飾する「形容詞」の役割を持っていますね。これは疑問形容詞として、後ほどまた説明します。

 

ここでは、主語と助動詞の倒置が起こっていることをおさらいしています。

 

・単独で使う場合(誰のものか)

 

Whose is this umbrella? It’s mine. (この傘は誰のものですか? 私のです。)

 

③目的格whom

 

目的格は「目的語になる代名詞です。me, you, him/her, it, us, you,them などがそうです。

 

・他動詞の目的語を尋ねる場合(誰を)

 

Whom (Who) are you going to guide? (誰を案内するつもりなの?)

 

・前置詞の目的語を尋ねる場合(誰を)

 

Whom (Who) are you waiting for? (誰を待っているんですか?)

 

実は、whomは古めかしい言い方のひとつで、現代ではあまり使われません。目的格として疑問詞に使うときも、whoを使えばOKです。ちょっと安心ですね。

 

ただし、「前置詞をWH疑問詞よりも前にもってくる」用法の場合は、whoではなくwhomを使うことが鉄則です。前置詞が前に出てくるために「目的格が強調されてしまい、whomを見逃してもらえない」といった感覚を覚えましょう。

 

For whom are you waiting? (誰を待っているんですか?)

To whom did you send the gift? (誰にそのギフトを送ったの?)

 

疑問形容詞

 

疑問形容詞問う情報
whatもの(何の、どんな)
whose人(誰の)
which選択(どちらの)

 

疑問形容詞は、what, whose, whichの3つがあります。

 

what+名詞、whose+名詞、which+名詞のように、後ろに名詞がくっつくことで「何の」「誰の」「どちらの」を表します。

 

疑問代名詞とちがって、格の変化はありません。

 

What kinds of person do you like?(どんなタイプの人が好き?)

Whose bag is this? (これは誰のカバンですか?)

Which choice is better? (どちらの選択肢がより良いだろう?)

 

ところで、what と whichの使い分けはできていますか?

whatは、数えることのない、一般名詞として。

whichは、一定数の物の中から選び取った、「ある物」として使います。

 

What color do you like?(どんな色が好き?)―特に選択肢を見せず、回答者に好きなように答えさせる質問

Which color do you like?(どの色が好き?)―赤や黄色など、いくつかの選択肢を見せることで、「この中で好きな色」を答えさせる質問

 

疑問副詞

 

疑問副詞問う情報
when時(いつ)
where場所(どこ)
how方法(どうやって)
why理由(なぜ)

 

疑問副詞とはwhen(いつ), where(どこで), how(どうやって), why(なぜ)を質問するときに使います。

こちらも、疑問代名詞とはちがって、格の変化はありません。

 

When do you go to school?  I go to school this spring.(学校に行くのはいつ? 今年の春です。)

Where do you play tennis? I play tennis in the schoolyard.(どこでテニスをしているの? 校庭でやってます。)

How are you? Not so bad. And you?(調子はどう? 悪くないよ。君は?)

Why didn’t you come? Because I don’t like her.(どうして来なかったの? 僕、彼女があんまり好きじゃないんだ。)

 

疑問副詞のhowは、量・数・年齢・高さ・頻度・距離などを表す形容詞・副詞などとくっついて、「どのくらいかという程度」を尋ねることもできます。

 

How much money was spent at the event? (そのイベントにはどのくらいお金が支払われましたか?)

How many people did come there?(そこにはどのくらいの人が来ましたか?)

How old are you?(あなたの年はおいくつですか?)

How tall are you?(あなたの身長はどのくらいですか?)

How often do you play the game?(そのゲームをどれくらいの頻度でやっていますか?)

How long have you stayed in Kyoto?(京都にはどのくらいの期間滞在していますか?)

How far is it from here to your office?(ここからあなたのオフィスまではどのくらいの距離がありますか?)

 

助動詞を使った疑問文は「敬語になる」ーmay, can, will, shall, would/ could 〜?

助動詞を先頭に持ってくる疑問文は、「敬語」の役割を持つことができます。

 

助動詞を使った丁寧な表現意味和訳
shall I 〜?(should I 〜?)申し出(よかったら)~しましょうか?
can I 〜?(親しい仲での)許可を求める~してもいいですか?
may I 〜?(目上の人に)許可を求める~してもよろしいでしょうか?
will you 〜?(上司が部下に、等)依頼~してもらえますか?
can you 〜?(親しい仲での)依頼~してもらえますか?
would you 〜?(could you 〜?)(非常に丁寧な表現)依頼~していただけますか?
shall we 〜?勧誘~しましょうか?/〜しませんか?

 

ここでは「明かりをつける」を題材に、用例をたくさん用意しました。同じ「許可を求める」でも、ネイティブはきちんと「心情にあわせて」使い分けています。

 

この感覚をつかむために、気持ちをこめて例文を読み上げてみてください。話している人の役割・立場を想像して、声を出してみると段々とわかってきますよ。

 

Shall I turn on the light? (明かりをつけましょうか?)―相手を思いやって、申し出るように

Can I turn on the light? (明かりをつけてもいいかな?)―明かりをつけたいな、と思った時のように

May I turn on the light? (明かりをおつけしてよろしいですか?)―明かりをつけても構いませんか、と相手の意向を伺いながら

Will you turn on the light? (明かりをつけてもらえるかな?)―上司から部下に頼む時のように

Can you turn on the light? (明かりをつけてくれる?)―明かりをつけて欲しいな、と思った時のように

Would you turn on the light? (明かりをつけていただけますか?)―明かりをつけてもらえたらありがたいです、という気持ちを込めて

 

shallは、相手の気持ちを尊重する、あたたかい表現です。

 

canの許可・依頼は、フレンドリーな関係を感じさせる言葉。ネイティブが普通のシーンで使う許可・依頼はcanが多いです。

 

一方、mayの許可は「相手が上位である」ことを感じさせる言葉です。レストランでウエイターさんに“May I take your order? ”(ご注文をうかがえますか?)と聞かれる場面を想像してください。

 

willは「未来を表す助動詞」だと覚え込んでしまっていませんか?実は、未来じゃなくても使えるんです。

willは、「予測」(~だろうね)や「意志」(~するよ)を表す言葉だと理解しておきましょう。

will you ~?と疑問形で使われる場合は、「君は~してくれる意志があるかい?」と、相手のやる気・意志を尋ねる依頼文になります。

 

最後に、would / could は最も丁寧な依頼文になります。英語は過去形にすると丁寧で控えめな表現になると覚えておきましょう。

 

間接疑問文ーSVが倒置しない!

I don’t know how serious he is. (どのくらい彼が真剣なのか私には分からない。)

 

間接疑問文とは、主節と従属節があって、そのうち疑問詞を含むほうが従属節になるというものです。

間接疑問文のポイントは大きく3つ。「倒置が起こらない/if, whether/時制に注意」です!

 

倒置が起こらない

従属節を作る時に注意したいのは、〈間接疑問文+S+V〉の語順になることです。

 

「疑問文なのに倒置が起こらないの…!?」というショッキングな事実ですが、その通り。間接”疑問文”という名ではあるけれど、そこには話者の「質問したい」という気持ちがないからです。

質問ではないから平叙文〈S+V〉の語順になる。

 

He could’t understand why his father left him. (彼はなぜお父さんに置き去りにされたのか理解できなかった。)

I don’t know who is in charge. (私は誰がその担当者なのかを知りません。)

I told him when the game will start. (ぼくはゲームがいつ開始されるかを彼に教えた。)

 

これは、「間接疑問文を含む節」を問う疑問文でも同じことです。例文は以下の通り。

 

Can you tell me when the game will start? (いつゲームが開始されるかを教えてくれますか?)

 

主節の Can you tell me ~?で「~を教えてくれますか?」となりますね。質問している内容はこの後に続く従属節、つまり間接疑問詞を含む節 when the game will start「いつゲームが開始されるか」 です。

 

ちなみに、疑問詞が主語(S)の役割を兼ねるときは動詞が三人称・単数形になるという原則は、間接疑問文でも働きます。

 

I don’t know who lives in this house. (誰がこの家に住んでいるのか、私は知らない。)

 

 if, whether

WH疑問詞を使わない間接疑問文というものもあります。

 

代わりに登場するのは、if または whetherで、どちらも「~かどうか」と訳します。これらも、WH疑問文と同じように〈if/whether S+V~〉の語順になります。

 

I asked her if (/whether) she will come with me. (私は彼女に、一緒に来るつもりかを訊ねた。)

 

if とwhetherは同じ訳ですが、使い分けは必要なのでしょうか?

答えはイエス、使い分けが必要です。

 

  • if は限定的にしか使えない(目的語になるときだけ使用OK)
  • whether はあらゆる場面で使える

例えば、whetherは次のうちすべての場合で使用できます。

 

Whether she will come is not the question. (彼女が来るかどうかは問題じゃないんだ。)―主語の位置にwhether節がある

The question is whether she will come. (問題は彼女が来るかどうかです。)―補語の位置にwhether節がある

I don’t mind whether she will come. (僕は彼女が来るかどうかは気にならない。)―目的語の位置にwhether節がある

I don’t mind whether or not she will come. (僕は彼女が来るか、来ないのかは気にならない。)―直後に or notを置ける

It is up to her whether to come. (来るかどうかは彼女次第です。)―直後に to 不定詞を置ける

 

一方で、間接疑問文として if を置けるのは、目的語の位置だけです。

 

I don’t mind if she will come. (僕は彼女が来るかどうかは気にならない。)―目的語の位置にif節がある

 

ifの後に or not や to 不定詞を持ってくることはできません。

 

 時制に注意

間接疑問文は主節と従属節から成ると説明しましたね。この時、主節と従属節の「時制が一致するか/しないか」を考えることがポイントです。

 

「時制の一致」とは何かを覚えていますか?

過去形現在形未来形
基本形~した~する~するつもりだ
~するだろう
進行形●●の時点で~していた現在~している●●時点で~しているだろう
完了形●●の時点まで
~し続けていた(継続)
~したことがあった(経験)
~したところだった(完了)
~してしまっていた(結果)
●●の時点まで
~し続けている(継続)
~したことがある(経験)
~したところだ(完了)
~してしまった(結果)
●●の時点までには
~し終わっているだろう
完了進行形●●の時点で
~している最中だった
●●の時点で
~している最中だった
●●の時点で
~している最中だろう

 

現在・過去・未来の3パターンが基本です。これらにそれぞれ、基本形・進行形・完了形・完了進行形の4本の時間軸が存在します。

 

「時制の一致」とは、主節に含まれる動詞と、従属節に含まれる動詞の時制を同じ時間にするというものです。

かみくだいて言うと、主節の動詞が過去形だと、従属節の動詞もそれにつられて過去形になる、という原則です。

 

I lost the book which was my favorite.  (お気に入りの本をなくしました。)

 

この時、「私はなくした」と「私がその本を気に入っていたこと」は、『過去の同一時間軸上の出来事』です。

なくした時点で気に入っていた本なので、主節と従属節の時制は一致しているのです。

 

少しわかりづらいでしょうか?それでは、時制が一致していない例文を見てみましょう。

 

A little while ago, I lost the book which my brother had gave me last year. (今しがた、昨年兄がくれた本をなくしました。)

 

これは従属節が過去完了形、つまり「過去の〈ある時点〉までに、動作・状態が完了していること」を表します。

「私が本をなくした」のは「今さっき」。その過去よりも、「兄が私に本をくれたのは昨年」であることから、さらに前の過去であることが示されます。

 

なお、主節が現在形・現在完了形・未来形の場合は、必ずしも時制は一致しなくても大丈夫です。従属節の動詞はさまざまな時制に変身することができます。

しかし、主節が過去形の場合は、従属節は過去か、それよりもっと昔の時制でなければなりません。

 

I know who will come to this room. (私はこの部屋に誰が来る予定なのか知っている。)

I have been working at the company which my father had established. (私は父が設立した会社でずっと働き続けている。)

番外編:感嘆文

ここまでお疲れ様でした。長い道のりでしたね!

英語は例文をたくさん読み込むことで、ネイティブの肌感覚が身にしみ込んでいきます。声を出したり、書き写したりして、何度もリピートしてくださいね。

 

ここで息抜きタイムです!

WH疑問詞を使った感嘆文を覚えて、この疑問文のページを終わりにしましょう。

WH疑問詞は登場するものの、疑問文にあらず。使うのは「?」じゃなくて「!」マークですよ。やってみましょう。

 

  • 文頭に What または Howをつける
  • 文末に「!」をくっつける
  • 訳は「なんて~!」

これだけです!

 

What a beautiful girl she is! (彼女はなんて美しい女の子なんでしょう!)

What an amazing cake this is! (これはなんて凄いケーキなんだ!)

 

Whatの後には、a/an+名詞が続きます。「(…は、)なんて~な○○なんだ!」と、名詞を強調して叫びたい時に使えます。

 

How beautiful that girl is! (あの女の子はなんて美しいの!)

How amazing this cake is! (このケーキはなんて凄いんだ!)

 

Howの後には、形容詞が続きます。「○○は、なんて~なんだ!」と、形容詞を強調して叫びたい時に使えます。

 

ちなみに、あまりに感動しすぎると〈S+V〉を入れない場合もあります。”How beautiful!”  “What a beautiful girl!” のように。

 

いかがでしたか?冒頭で言った通り、疑問文は「~ですか?」と相手に質問したい『気持ち』を表現するものです。

 

『気持ち』が現れる英文法は、ぜひ声に出して、紙に書いて、体を慣れさせていってくださいね!感情と記憶が結びついて、頭の中に強く根付きますよ。

 

「疑問文は倒置でつくられる」を基本に、それがあてはまらないケースもあることを理解しながら、使いこなせるようになることを目指しましょう。

 

今回もお疲れさまでした!今回の復習をするには「Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服」がおすすめです。

 

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